MEMORANDUM
3代目の雑記帳
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EDWIN WOODHOUSE "SUMMER COLLECTION"
4/10/20151857年創業の名門メーカーブランド、EDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)のサマーコレクションが好調です。今季からクオリティーを絞り見易いバンチになりました。
同社が誇る強撚糸使いフレスコ地の名作、“エア・ウール”の軽量版である“サマー・コンフォート”。高い通気性と防シワ性、そして回復力に恵まれたこの生地は、センツァ・インテルノ(肩パットや芯地を最小限にとどめ、裏地を持たない一枚仕立て)にも最適な立体的で凹凸感のあるボディーも特徴です。
こちらはモヘア混の“サマー・スーティングス”。ライトウェイト&モヘアの清涼感で、爽やかな印象を与えてくれるクオリティーです。
そしてロングセラーの“サマー・ジャケティングス”。モヘア混×メッシュ織というある意味天然繊維最強の組み合わせは、脱いだり着たりが多い夏場に真価を発揮します。
ネイビー系のカラーは毎シーズン品切れ必至ですので、夏の紺ブレをお考えの方はお早めのオーダーを!
今は一時的に肌寒い毎日ですが、暑さはあっという間にやってきますので時間と在庫のある(笑)今のうちにぜひチェックしてください!
SUMMER CAPE KID
4/02/2015東京は桜が満開!で、いよいよ夏が近くなってきていることを実感。気分も明るくなってきますね♪
大体この時期になると今季のスーツ新調について皆さま考えられるのではないでしょうか?
クールビズが浸透してきているとはいえここぞというときにはパリっとしたスーツで決めたいもの、今年リニューアルしたHARRISONSのSUMMER CAPE KID(サマー・ケープ・キッド)はぜひお試しいただきたい生地です。
#バンチの表記名はCAPE KIDですが、織ネームは正式名称のSUMMER CAPE KIDになります。
大量生産のスーツではポリエステルや機能付加が一般的ですが、せっかくのオーダースーツですからハンドメイドでも使用されるようなスペックの高い生地がお勧めです。
盛夏生地に相応しい清涼感、防シワ性を持つ獣毛モヘア(アンゴラ山羊)の中でも、5%しかない希少なサマー・キッド・モヘア(繊維が柔らかい夏季に採取した子山羊の毛)を贅沢に使用。
控え目ながら高級感のある光沢、エレガントな発色がグレードの違いを感じさせてくれます。
今回圧巻なのがネイビー・ブルーのバリエーション!
もともとイタリアでは明るめのブルーが主流でしたが、英国や日本でも全体的なカラートーンが明るくなってきているなか一気にカラーが増えました。ネイビーは更に多くのカラーがあります。
実際にバンチの生地を触れて、クオリティーと色柄をぜひご確認ください!
BTBA FESTIVAL DINNER 2015 -Ⅱ-
3/28/2015(先月ロンドンで行われたBTBA FESTIVAL DINNERの模様の続きです)
メインホールに移動しいよいよディナーがスタート。
2度目でしたが、このホールの威厳ある美しさには改めて感動します。
昨年に続き、メインホストのキャメロン・ブキャナン氏の挨拶でスタート。
英国を代表する服地ブランドHARRISONSの前オーナーであり、ビジネスから引退した後もこの組織の理事長を務めるとともにスコットランド国会の議員でもある重鎮です。
食事が一段落すると恒例のチャリティーラッフル(くじ引き)の時間。
一枚10ポンド(約1900円)のくじを皆買うのですが、LBD-HARRISONSロンドンオフィスのマネージャー ジョン・ベルのような業界の有名人のところには3回も廻ってきます。笑
「これ以上払ったら帰れなくなるよ」と言いながらもちゃんと付き合うのがエラいところです。
ディナーが終わると小ホールに移り食後酒の時間になるのですが、私はワインがしっかり回り翌日のフライトが早かったこともありお先に失礼しました。
今回の出張を締めくくるに相応しい、プレミアムなイベントに今年も招待してくれたLBD-HARRISONSには大感謝です!
BTBA FESTIVAL DINNER 2015 -Ⅰ-
3/20/2015先日の出張の話題の続き、最終日は昨年同様“BTBA FESTIVAL DINNER”にお招きいただきました。
全英の主要テーラー、マーチャントが年に1回集まり、慈善目的で行うフォーマルディナー。
会場はロンドンの金融街、シティーにあるMerchant Taylor's Hallという歴史あるギルドホールです。
表からは分からないのですが、建物の中はすごく広くそして重厚。
14世紀からの歴史を誇る素晴らしい建築です。
今回、ホストへの挨拶とウェルカムドリンクは2階が舞台でした。
MC(Master of Ceremony=元々の意味は儀典進行係)に順番に名前を呼ばれ、ホストに挨拶をした後ドリンクを受け取ります。英国のガラディナーで最もフォーマルなスタイルです。
まずはウェルカムドリンクを片手に歓談タイム。
サヴィル・ロウのお知り合いと話したり、新しい出会いがあったりと愉しい時間です。
英国最大のファミリーマーチャント、LBD-HARRISONSグループ社長のジェームス・ダンスフォードと。一緒に仕事を始めて約15年になりますが、服地業界でのキャリアを殆ど一緒に歩んできました。
普段は仕事の話ばかりなので、こういう時はお互いしっかり愉しみます。
さあ、そろそろディナーの始まりです!
(次回に続く)
FOX UMBRELLAS
3/13/2015英国出張の話題の続き。
突然ですが今回は英国の伝統傘ブランドの訪問記です。
恐らく「英国で(または世界で)最も有名な傘ブランドは?」との問いに、ファッショニスタから真っ先に名前が挙がるであろうメーカーがFOX UMBRELLAS(フォックス・アンブレラ)社。
1868年にトーマス・フォックスがロンドンの金融街シティーで創業した名門ブランドは今も健在で、ロンドンに接する南部の町クロイドンでハンドメイドの高級傘作りを続けています。
英国細身傘の代名詞として認知される他、世界初のナイロン素材の傘を開発した先進性でも知られます。
実は私は前職でこのブランドに携わっており、こちらの工場を訪れるのは2度目。
勿論数本の傘を愛用する大ファンの一人でもあります。
ショールームで久しぶりにたくさんの傘に囲まれるとなんだか落ち着きます。笑
久しぶりに生産風景を見せていただけることに!
こちらは生地の裁断をしているところ。
現在は高品質のポリエステルが主に使用されておりますが、なんと傘一本分の生地をまとめて手裁断する昔ながらの手法で行われています。
久しぶりに再会したセールスディレクターのヒュー・グリフィス‐ジョーンズ氏が、パーツが付いた傘生地を骨にセットする実演をしてくれました!こちらではミシン等の機械を使う以外は、すべて手で作業が行われます。
ハンドルをつければ完成!というところで、シャフトの製造部門に移動。
こちらはウッドシャフト(1本木のタイプ)の加工をしています。
手際よくフレームが取り付けられていきます。
凄くスムーズな作業なのですが、全て人の手で傘の形が出来上がっていくことに改めて驚きます。
日本ではビニール傘が大量消費されていますが、「大切に作られたものを長く使うライフスタイル」をもう一度英国から学ぶ必要性を強く感じます。
一通り見学した後ショールームに戻ると同社会長のレイ・ギャレット氏が!
英国アンブレラ業界の重鎮と記念撮影です。
今回の訪問は、実は来年にかけて行われるある企画に関連して実現しました。
業界の皆様、一般の皆様、形になるまで今暫しお待ちください!!
ANDERSON & SHEPPARD
3/09/2015サヴィル・ロウのテーラー訪問記は今回で終了。
最後は1906年創業の名門、ANDERSON & SHEPPARD(アンダーソン&シェパード)です。
同店はもともとサヴィル・ロウに店舗を構えていましたが、2005年に筋違いのオールドバーリントン・ストリートに移転しました。
サヴィル・ロウよりも落ち着いた雰囲気のこの通りで、クラシックでセンスの良いサロンが目を惹きます。
他の2店同様、LBD-HARRISONSロンドンオフィスのジョン・ベル氏の根回しのお陰でこちらでも温かく迎えていただきました!
まずはセールスマネージャー氏から、同店のスーツの特徴などを教えていただきます。
シンプルに言いますと「サヴィル・ロウでは他に類を見ない柔らかい仕立て」、「ゴージラインより上の独特な作り」、「胸周りへのゆとりの入れ方」がこちらのスーツの特徴だそうです。
現在はチャールズ皇太子の御用達証(ロイヤルワラント)を取得しているANDERSON & SHEPPARDですが、他にも新旧様々なセレブリティーが顧客リストに名を連ねてきました。
さりげなく飾られた台帳のこちらの方は、あのマレーネ・ディートリッヒ!
こちらはカッティングルーム。何人ものカッターが製図・裁断を行っています。
壁際に保管された型紙の数々が圧巻です。
ちょうど裁断中だった生地はHARRISONSのフランネルでした!
同店はHENRY POOLEと並びLBD-HARRISONSグループ服地の取扱いが多いようで、こういった光景を見るといつも嬉しくなってしまいます。
サロン内の壁にさりげなくかけられたチャールズ皇太子の御用達証が、ANDERSON & SHEPPARDの矜持を物語っています。日本でも洋服好きにファンが多いテーラーですが、ビスポーク以外の展開が無い為敷居がなかなか高かったりもします。(数年前近くに同店が既製洋品の店を出したのは意外でしたが。。)
でもスタッフの方はみなフレンドリーですので、同店の顧客リストに加わる覚悟のできた方はぜひ気軽に扉を叩いてみてください!
DAVIES & SON
2/27/2015サヴィル・ロウの話題の続き。今回は1803年創業の名門DAVIES & SON(デイヴィス&サン)です。
当初はお邪魔する予定ではなかったのですが、(今回同行してくれたLBD-HARISONSロンドンオフィスの責任者で、英国服地業界の重鎮であるジョン・ベル氏との会話の中で)伝説的なミュージシャンにして着道楽として知られた加藤和彦氏の愛したテーラーFALLAN&HARVEY(ファーラン&ハーヴィー)の事業が同店に継承された事を聞き、急遽お願いしたところ快諾していただきました。重鎮と一緒にいると本当に心強いものです。笑
こちらがセールスディレクターのグラハム・ローレス氏。同店の歴史から、FALLAN&HARVEYと加藤氏の逸話(加藤氏が亡くなった時には2着の製作中のスーツがあり、普通なら廃棄するしかないところを氏の熱狂的なファンにあっという間に引き取られていったそうです。。)など色々聞かせていただきました。なんとハーヴィー氏はご健在で、この時トランクショーの帰りで日本からのフライトの中だったそうです!
趣きのある店内でさりげなく飾られていた1着のジャケット。こちらはなんとDAVIES & SONがあのウィンザー公(エドワード8世)の為に仕立て実際に着用されていたものとのこと!
愛用のシャツ、タイと一緒に同店がオークションで落札したそうです。
こちらの靴もウィンザー公の愛用品で、同じくオークションで入手したもの。
ジャケットや靴のサイズを見ても、意外と小柄な方だったことが分かります。
歴代の英国王で最短のわずか325日で退位し、「王位を賭けた恋」で知られたウィンザー公。
時代は変わっても、この通りでは今でも高品質のビスポークスーツが生み出されて続けています。。。
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