la mode europeénne sélectionné pour vous

ROMA & VATICAN

11/30/2015


先日のイタリア出張の話題の続き。
TOMMY & GIULIO CARACENIにお邪魔した帰り、まずは徒歩でホテルまで帰ることに。
メインターミナルのテルミニ駅近くに泊っていたのですが、タクシーでも10分しないくらいだったので方向を教えてもらい散歩がてら。。。

ミラノもそうですがイタリアはスクーターの数が多く、駐車が許可されている路上スペースはこんな感じになっています。




「あれ、日の丸が。。。」と思ったらそこは日本大使館。
TOMMY & GIULIO CARACENIからほんの数分の場所でしたが、きっといいエリアだったのでしょう。




ローマ市内にいたのは実質1日だったので、ホテルで着替えるとさっそく街へ繰り出します。
まずは念願のヴァチカン美術館に!
「混んでいるので予約必須」と本に書いてあったのでオンライン予約して行きましたが、人は多いもののチケット売り場は予想外に空いていました。(午後だったのがよかったのかも。。。)




なにせ初めてのローマ・ヴァチカン、そしてあまり事前情報もなく行きましたが、とにかく規模の大きさと壮麗さに圧倒されました!
法王を選出するコンクラーベでも使用されるシスティーナ礼拝堂だけは撮影NG。でもあの荘厳な雰囲気は訪れて感じるのが一番ですね。。。




サンピエトロ大聖堂を目指し広場に行くと、脇に入場待ちの長蛇の列が!
日没まであまり時間がないので、残念ながら諦めて駅に向かいます。




スイス衛兵を見れてちょっと満足♪


 
 
コロッセオと、隣接する古代ローマ遺跡を訪れると、なんと入場受付はもう終了していました!涙
(「日没1時間前まで」と書かれてましたが間に合わなかったようです。。。)
でも、廻りを歩くだけでも十分に雰囲気を味わえました♪



最後はトレヴィの泉!
ここまで全て一人で廻ってましたが、勇気を出して一人コイン投げに挑戦。笑
コインの枚数によって意味が違うことを初めて知りました。
何枚投げたかは秘密にしておきます♪

さて、今回の出張の話題はこれで終了です。

TOMMY & GIULIO CARACENI

11/25/2015


先週、イタリアへイレギュラーな出張へ行ってきました。
この雑記帳やSNSなどで出張の模様を書かせていただいているので、「よく海外行かれていますね!年何回ですか?」と聞かれることが多いのですが、定期的な出張は実は2月・9月の年2回だけなのです。
この3年はそれぞれ違う理由でこの時期ヨーロッパに行きましたが、あくまでも偶然でした。(本当はもっと暖かくて緑の溢れる季節に行きたかったり。笑)

今回は(実は初めての)ローマに滞在して、前から行きたかった名門テーラー TOMMY & GIULIO CARACENI(トミー&ジュリオ カラチェニ/以下T&G カラチェニ)にお邪魔することができました。




「イタリアンテーラリングの父」と言われた伝説のテーラー ドメニコ・カラチェニの直系である同店は、今でも一族によって引き継がれ「ローマ屈指の名店」の地位は現在も不動です。




英国的な仕立てのミラノ、軽く曲線美のあるナポリに対し、ローマの仕立ては直線的で重厚なスタイルが特徴です。T&G カラチェニの仕立て服はイタリアだけでなく、世界中の政財界人から愛されてきました。
英国の生地の相性もよいらしく、接客の終わったサロンにはHARRISONSのバンチと同社のヴィンテージ生地が残されていました♪




多くのVIPを迎えてきたフィッティングルームには、有名顧客のたくさんの写真が!
こちらはイタリアきっての伊達男としてして知られた、故ジャンニ・アニエッリ氏(FIAT元総裁)。




こちらはフランスの元大統領、ニコラ・サルコジ氏ですね。。。
他にも多くの著名人の写真がフィッティングルームの壁を飾っていて、同店のプレステージ性の高さを物語っています。




店舗の奥の工房にも入れていただきました!
カッター1名、テーラー5名の体制で、ひっきりなしに入る注文をこなしているそうです。
(実際この日も平日の午前中にも関わらず、注文や受け取りで何人もお客さんが来られていました)

残念ながらイタリアの職人さんは英語を話せないケースが多く、直接のコミュニケートが出来ず残念なのですが、フレンドリーな方が多いので有り難い限りです。
近年イタリアに滞在する機会が増えてきているので、「片言でもイタリア語ができたらなあ~」とよく思っています。

来週は初めて訪れたローマの街の様子をお伝えします。

EMPIRE MILLS

11/16/2015


歴史を感じさせる一枚の写真。
中央の少年が持つボードには「EMPIRE MILLS 1915」の文字があります。
工員の一人だったのか、それとも関係者の家族か。。。
前年には第一次世界大戦が始まっていたので、男手が不足していたのかも知れません。




それから100年。
イングランド北部 ヨークシャーの大都市リーズ近郊の街ブラムレ―では、今も機織りの音(スピードこそ早くなりましたが 笑)が響いています。
主に英国市場向けにクオリティーとコストパフォーマンスの高い紳士服地を生産してきたEMPIRE MILLS (エンパイア・ミルズ)は、英国有数の生産規模を誇る企業へと成長しました。





バラエティー豊かな服地の数々は多くの有名ブランドで重用され、近年ではオリンピックやフットボールの代表チームのユニフォームにも採用されています。




しっかりとしたウェイトから、滑らかな質感の軽めのものまで。
飽きのこないクラシックなデザイン中心に編集された今季のコレクション。
150周年の記念織ネームもご用意しております!

RYDER CUP TWEED

11/09/2015


いよいよ11月に入り、冬物のジャケットやコートのことを考える時期になりましたね♪

人気の衰えを知らないハリスツイードですが、弊社のコレクションは今季も大充実!
今、大注目を集めているこちらのロイヤルブルーへリンボーンのツイードは、RIDER CUP TWED(ライダーカップ・ツイード)と呼ばれる特別なものです。




ライダーカップは、ゴルフのヨーロピアンツアーとアメリカンツアーの代表選として、2年に1度行われる団体戦の大会。1927年、イングランドの大富豪サミュエル・ライダーが提唱し始まりました。大会で賞金は支給されませんが、メンバーに選ばれるだけでも大変な名誉と言われています。
こちらのツイードは昨年の前回大会で欧州代表の公式ウェアに採用され、着用して挑んだチームはトム・ワトソンがキャプテンを務める全米代表を下し見事勝利の栄冠を手にしました。

大好評で品切れが続いていましたが、遂に再入荷しましたので今ならオーダーいただけます!
在庫がなくなり次第今季は終了となりますので、ご興味のある方はお早めにお取り扱い店へお越しください。





 


クラシックな伝統柄からポップなカラーリングまで、バラエティー豊かなコレクションからお選びいただけます。ハリスツイードはこれから需要が更に増えてきますので、ぜひお早目のチェックをお願いいたします!

PARIS

11/02/2015


出張の話題も今回で最後。
最終目的地はパリでした。

学生時代から何度も行っていますがどれだけ行っても飽きない♪
この魅力に溢れた花の都には、私も色々な思い出があったりします。。。





夕方到着→次の日一日仕事→翌朝出発といつも通り時間はあまりありませんでしたが、まずはコンコルド広場まで来てパリを実感するのが近年のルーティンです。




学生時代、そして3年前は家族とセーヌ下りを楽しみましたが、さすがに一人でやる勇気はありません。涙




さて、翌日は仕事!
年2回開催されるPREMIERE VISION(プルミエール・ヴィジョン)という、服地・関連素材の総合展示会場で一日を過ごします。




服地展の会場(ここだけでもそうとうデカい!)にはMILL(織物工場)が多くブースを構えており、MERCHANT(服地卸商)は基本的にこういった展示会には出ていません。
主にはアパレルメーカー、ブランドに向けた反物(バルク)のビジネスの為の商談の場となっています。

弊社が今季取扱いを始めた英国フランネルの名門、FOX BROTHERS(フォックス ブラザーズ)はMILLなので出展していました♪本国の社長さんへは初めてのご挨拶。




どうも日本だけでなく、世界的にフランネルのような英国伝統素材がアツいらしく、一時はブースが人でいっぱいになってしまいました。汗

夕方まで何軒もブースを廻り、今回の出張のミッションは全て終了。。。




最後の夜は友人とのディナー。
留学時代から20年来の友人、アルノーがホテル近くの美味しいブリタニア(ブルターニュ)料理のレストランを予約してくれていました♪




学生時代はランス(シャンパーニュ地方の首都)の彼の実家に泊めてもらったり、昨年は彼の長年の念願が叶い初めて日本に来たり、ずっと付き合いが続いてきたので色々と話が尽きません。
美味しい料理とワインを楽しみながら、閉店間際まで粘ってしまいました。汗

お陰様で今回の出張も無事終了。
色々と収穫もありましたので、来年からの展開をぜひ楽しみにしてください!!