MEMORANDUM
3代目の雑記帳
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TOMMY & GIULIO CARACENI
11/25/2015先週、イタリアへイレギュラーな出張へ行ってきました。
この雑記帳やSNSなどで出張の模様を書かせていただいているので、「よく海外行かれていますね!年何回ですか?」と聞かれることが多いのですが、定期的な出張は実は2月・9月の年2回だけなのです。
この3年はそれぞれ違う理由でこの時期ヨーロッパに行きましたが、あくまでも偶然でした。(本当はもっと暖かくて緑の溢れる季節に行きたかったり。笑)
今回は(実は初めての)ローマに滞在して、前から行きたかった名門テーラー TOMMY & GIULIO CARACENI(トミー&ジュリオ カラチェニ/以下T&G カラチェニ)にお邪魔することができました。
「イタリアンテーラリングの父」と言われた伝説のテーラー ドメニコ・カラチェニの直系である同店は、今でも一族によって引き継がれ「ローマ屈指の名店」の地位は現在も不動です。
英国的な仕立てのミラノ、軽く曲線美のあるナポリに対し、ローマの仕立ては直線的で重厚なスタイルが特徴です。T&G カラチェニの仕立て服はイタリアだけでなく、世界中の政財界人から愛されてきました。
英国の生地の相性もよいらしく、接客の終わったサロンにはHARRISONSのバンチと同社のヴィンテージ生地が残されていました♪
多くのVIPを迎えてきたフィッティングルームには、有名顧客のたくさんの写真が!
こちらはイタリアきっての伊達男としてして知られた、故ジャンニ・アニエッリ氏(FIAT元総裁)。
こちらはフランスの元大統領、ニコラ・サルコジ氏ですね。。。
他にも多くの著名人の写真がフィッティングルームの壁を飾っていて、同店のプレステージ性の高さを物語っています。
店舗の奥の工房にも入れていただきました!
カッター1名、テーラー5名の体制で、ひっきりなしに入る注文をこなしているそうです。
(実際この日も平日の午前中にも関わらず、注文や受け取りで何人もお客さんが来られていました)
残念ながらイタリアの職人さんは英語を話せないケースが多く、直接のコミュニケートが出来ず残念なのですが、フレンドリーな方が多いので有り難い限りです。
近年イタリアに滞在する機会が増えてきているので、「片言でもイタリア語ができたらなあ~」とよく思っています。
来週は初めて訪れたローマの街の様子をお伝えします。