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DASHING TWEEDS

3/25/2019

先月の出張の話題に戻らせていただきます。
週末にヨークシャーで旧友達とスペシャルな時間を過ごした後、月曜の朝はロンドンで迎えました。
朝のアポは、日本でも人気急上昇中のツイードブランドDASHING TWEEDS(ダッシング・ツイード)で♪
メリルボーン駅に程近い、今お洒落ショップやホテルなどでアツいエリアにあるドーセット・ストリートにショップ兼ショールームがあります。



私が到着した直後、オーナーであるガイが🚲で登場!
いつも店の外に停めてある可愛い自転車は、てっきりディスプレイかと思ってましたがなんと毎日これで通勤しているとのこと。「自宅はカムデンタウンだから、リージェントパークの中を抜けると20分位でちょうどいいだ!」とガイ。
なんとも羨ましいロンドンライフです✨


春夏シーズンの立ち上がりや、秋冬シーズンの準備の話など充実のミーティングができました。
こちらは今季の新色で、春ならではの明るく楽しいデザインが幾つも!
堅いお仕事にはちょっと向きませんが、クリエイティブ系のお仕事や、パーティーシーンでオリジナリティを表現するには抜群の生地です。


いつもお洒落なガイ&ビジネスディレクターのホリーをパシャリ📷
ガイはもともとプロのファッションカメラマンだし、二人ともキマっています✨




ところで、今回の宿泊は(こちらでも何回か紹介させていただいた)セントジェームスのジェントルメンズクラブ RAC(Royal Automobile Club)でした。2年前に初訪問して以来、レストランやバーを訪れたり、お取引先様と一緒に宿泊したこともありましたが、全てメンバーであるLBD-HARRISONS社長 マーク・ダンスフォードに同伴してもらっていました。
なぜなら英国文化の一旦を担う伝統ある会員制クラブの為、メンバーの同伴が無いと建物に入ることも叶わないのです💦



今回私は一人で宿泊...。というのも実は、正会員二人(マーク社長と、王室御用達テーラーHenry Pooleのサイモン・カンディ社長)の推薦を受けダメもとでメンバーシップを申し込んだら、なんと昨年末に入会許可が下りたのでした✨
通常通り審査には1年近くかかったものの、クラブの若き重鎮であるサイモン社長の推薦があったからか面接はパス💦思えば、20年前に学生でヨークシャーにいた時は将来こんなクラブのメンバーになるなんて想像もしませんでした...
近くのリッツホテルにアフタフーンティーをしに行った時、(綺麗な恰好をしたつもりだったのに)ノーネクタイだったので入れてもらえなかったほろ苦い思い出を1人朝食をとりながら思い出したり。笑
多くの出会いやご縁に心から感謝です。



007映画のロケでも使われたこちらの立派なプールは、あの名宰相ウィンストン・チャーチルのお気に入りだったそうです。あいにく(こじらせた鎖骨骨折の😢)手術前だったので今回は入れませんでしたが、次回はプールやジムなどにぜひ初トライしてみようと思います!

VBC FABRIC ACADEMY

3/19/2019

出張の話題の途中ですが、昨日弊社(東京本社)で開催されたイベント、"VBC Fabric Academy(
VBC ファブリックアカデミー)"の模様をご紹介させていただきます。

こちらは350年を超える歴史を誇るイタリアの名門ミルVitale Barberis Canonico(ヴィターレ・バルべリス・カノニコ/VBC)が数年前にスタートした研修プログラムで、衣料分野のプロや、メンズファッションの優れたクライアントに向けて準備された充実の内容。約90分の限られた時間ながら、同社の歴史、モノづくりのポリシーから、服地の生産工程まで様々なトピックスをカバーしています。日本では有名百貨店、大手セレクトショップのスタッフ向けに数回開催されたことがありますが、「オーダースーツ業界人向け」としてはなんと初開催!(私は弊社スタッフと一緒に去年本社で受講させていただきました)


スライドやムービーを多用した「分かり易い」進行はさすがVBC! 本社から来日したイメージ&コミュニケーションマネージャーのヴァレンティーナさんと、VBCのPR&マーケティング業務に数年前から携われているジャーナリストの長谷川喜美さんという豪華な講師陣の滑らかな語り口にご来場の皆さんは熱心に聞き入っていました。
製織前の糸や、フィニッシング前の服地など、ファッション業界にいてもあまり触れる機会のない材料の数々に皆様興味深々✨



最後の質問コーナーでは「オーダースーツ業界人」ならではの質問が幾つも飛び出し、最後まで盛り上がりました!



受講者の皆さんには、ヴァレンティーナさんから"CERTIFICATE(修了証)"とお土産が!
服地のクオリティだけでなく、VBCのホスピタリティの高さも感じていただけたのではないでしょうか!?

ANOTHER SKY

3/12/2019

実質1日のナポリ滞在の後、土曜日の始発フライト(ミュンヘン経由)で向かったのは英国マンチェスター。
実はこの週末はあるプロジェクトがありました...
元々3世代に亘る取引先のゴント家で、11歳の時にホームステイをさせて貰って以来の特別な友人ジョンとウィリアムに会いに久しぶりにヨークシャーを訪れたのです。

織物の生産事業(EDWIN WOODHOUSEブランドの高級服地)は10年前に売却したものの、広大な工場団地と全国に持つ不動産を管理する会社を立ち上げた二人は、従兄弟同士の社長として業績を向上させてきました。
マンチェスター空港までウィリアムが迎えに来てくれ、まずは車で約1時間の商業都市リーズにある旧ミル(織物工場)へ。この日はテナントに貸し出していないスペースを利用したアートとアンティークのイベントが行われていて大賑わい✨
ちなみにこちらは昔反物を置く倉庫だった部屋です。



こちらは以前仕事で来ていた時に、打ち合わせやランチをしていた"BOARD ROOM(取締役室)"。
綺麗になってましたが、雰囲気はほぼ変わらず懐かしくなってしまいました。
私は若い頃煙草を吸っていて、(勿論許可を得て)この部屋で吸っていたら当時の共同社長達(ジョンとウィリアムの父親である兄弟)から「身体に悪いからやめなさい!」と言われたのも今となってはいい思い出です...




私は留学の初めの年はリーズの語学学校にいましたが、(ホームステイをさせてもらったゴント家の本拠地)ハロゲートにはよくドライブ(約50分)で訪れていました。この街は北イングランド有数の豊かな街として知られ、綺麗な街並みやローマ時代の温泉(スチームバス)で有名なのです。
ハイストリートの入り口にあるカフェ"BETTYS(ベティーズ)"は、全英にその名を轟かせる人気店。
久しぶりに連れてきて貰いました♪




友人達にせがまれ、毎週の様に車を走らせここに紅茶(特にアールグレイ)を飲みに来たものでした。
ピアノを弾いてた方が「お、また来たな」という感じで微笑んでくれたのが懐かしく...
この時は演奏はありませんでしたが、久しぶりの本場の味を堪能しました✨

この晩は、(ホームステイでお世話になったジョンの両親)デヴィッドとヴィッキーが旅行で不在だったものの、以外の一族が揃い旧マナーハウス(貴族の館)のレストランでウェルカムディナーを催してくれました。場所が立派過ぎて写真を撮り忘れたのが残念💦




ジョンの家は子供達がまだ小さいこともあり、一人息子がロンドンに行っているウィリアム家に泊めてもらいました。40頭近くの羊を飼い、狩猟や釣りも嗜むまさに「カントリーライフ」を実践するウィリアム。
朝はエサやりを手伝ったりもの凄くアジのある「クラシックレンジローバー(1967年式)」を運転させてもらったり、短いながらも「美しいカントリーサイド」での時間を愉しませてもらいました!




左がジョン(私の1歳下)で、右がウィリアム(私の数歳上)です。
最後はジョン一家とランチをした後、(私が2年間過ごした)古都ヨークの駅まで送ってくれました。
「ヒデアキ、ここはお前の第2の故郷だから、いつでも待ってるよ」という嬉しい言葉を思い出しながらロンドンに向かう特急に揺られたのでした...

ARISTON

3/04/2019

ミラノの展示会を訪れた後は、早朝の飛行機でナポリへ✈
そう、弊社で取り扱う人気服地ブランド"ARISTON(アリストン)"で有名な、老舗マーチャントIMPARATO(インパラート)社を今回も訪問しました。
ナポリに通い始めるまで勝手に常夏のイメージを抱いていましたが、考えてみればローマから特急で1時間の場所なので実は冬もそれなりに寒いのです💦

しかし!、同社ではこの時SS2019コレクション作成の佳境に入っており、2Fの専用部屋で多くのバイトさん達がバンチやブックサンプルの制作に励んでいて熱気に満ちていました!今回も兄弟社長の弟、ジアンパオロからSS2019コレクションのトピックスなどをヒアリング♪



詳しくは近日中に"NEW COLLECTION"欄に追加させていただく予定ですが、昼食を挟み数時間に渡り熱いトークを聞かせてもらいました。この顔を見ると、どれだけ服地を愛しているか分かりますよね✨

昨年より少し遅れましたが💦、コレクションの展開が日本でも始まっていますので(今季も大充実のサンプルを)ぜひチェックしてください!