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SOHO IN TOKYO 2012

9/28/2012

英国を代表する高級服地マーチャント、Harrisons of Edinburghはお陰様で来年150周年という節目の年を迎えます。
来年には様々な企画商品・イベントが準備されていますが、来月にプレイベントとしてちょっと変わった催しを行います。

その名は“SOHO IN TOKYO”。
ロンドン名物の2階建てバスの中でも、2005年の退役まで長年愛されてきた名車「ルートマスター」をなんと貸し切り、都内を廻るクルージングパーティーに出発します!
2階建てバスから見下ろす景色は普段と違う非日常的なもの。
ビール片手に盛り上がりながら巡る東京は、この夜ひょっとしてSOHOになるかも!?

開催日:2012年10月20日(土)

     第1便 17:00~18:30(90分)  満席(キャンセル待ち承ります) 
     2便 19:00~21:00(120分)  残席僅か 
 
#定刻に出発しますので、両便とも出発時刻の10分前にお集まり下さい。

発着地:東京駅丸ビル前(新丸ビル側)

参加費:第1便 \4,000 第2便 \6,000 (要予約)
小学生以下の子供料金 \2,000(両便とも) 3歳以下無料

パーティー内容:
1、ビール、ワイン、カクテル、ソフトドリンク類飲み放題
2、イギリス直輸入のクリスプスをご用意
#お一人様2袋まで その他おつまみ類お持ち込み自由
3、ロンドン土産が当たる楽しいビンゴ大会
4、UKミュージックでパーティー気分を盛り上げながら、都内各所を周遊します。

#バスにはトイレが完備されていますので、安心してご乗車下さい。
#募集人数に達し次第締め切らせていただきますのでご了承ください。
#実際の車体のデザイン・カラーは、広告の有無などにより異なります。


オーダースーツ業界関係者様だけでなく一般のお客様、お子様も大歓迎ですので、お気軽にぜひご参加ください!!

お申込み先:マルキシ株式会社 03-3251-7300 info@marukishi.co.jp
(お申込みの際は代表者名、便名、人数、携帯電話番号をお知らせ下さい)



CANAL ST-MARTIN

9/24/2012

先週から欧州出張にきており、先ほどロンドンから英国南西部の町エクセターに入りました。
ここはHARRISONSなどの有名ブランドを傘下におさめる英国最大のファミリーマーチャント、LEAR BROWNE & DUNSFORDの本拠地で、明日は終日同社でミーティングの予定になっています。
写真は、先週東京からパリに入った日のもので、ホテル近くの“サンマルタン運河”です。
ゆったりとした平和な雰囲気のこの場所は近年パリっ子の人気が高く、パリでも有数の高感度エリアになっているそうです。
パリもロンドンも朝晩は大変冷え込んでおり、一足早い秋の訪れを感じます。

SORA×NIWA GINZA

9/18/2012
 

銀座松屋の屋上スペースで今年6月にスタートしたWEBラジオ局“ソラトニワ銀座”。
旬の芸能人や、様々な業界の多彩なゲストを招いたトーク番組と、充実の音楽プログラムで話題となっています。

毎週金曜日の17:30からは、有名なヘアケアシャンプー“スカルプD”の開発者である小林一広先生(城西クリニック院長)のトーク番組「ドクトル・コバの銀座の奥義」が生放送でオンエアされているのですが、先週の回ではなんとこの私を「老舗服地卸商の3代目」としてゲストにお招きいただきいただきました。

オンエア前は恥ずかしながらかなり緊張していたのですが、“ドクトル”こと小林先生とアシスタントの本山友理さんの絶妙なナビのお陰で段々楽しくなってきてしまい、当初予定(約30分)を大幅にオーバーし50分ほどのゲストタイムになってしまいました!

私が家業に入るまでの経緯や留学時代、服地業界について、そして今も色々教えてもらっている大切な街 銀座のこと。
終わってみるとあっという間のトークタイムでした。。。
「私なんかで。。。?」とは今でも思っておりますが、少しでも多くの方にストーリー性のある服地やオーダースーツに興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。

この特別な機会をいただいた小林先生、そして“ソラトニワ銀座”の関係者の皆さまにこの場を借りて心より御礼申し上げます。

“ドクトル”小林先生(左)とアシスタントの本山さん(右)

MEMORY

9/10/2012
 

大正末期に建設されて以来約90年、弊社が所在するこの地神田で時代の移り変わりと人々の人生を見守ってきた一軒の()店舗兼住宅が、老朽化と再開発により取り壊されることになりました。
お別れの一般公開があるとのことで先ほどお邪魔してきました。

この「柏山邸」(神田須田町一丁目)ファサードに銅の板が葺かれた「銅板建築」と呼ばれる大変貴重な造りで、銅板に加え、“マンサード屋根”というフランスの建築様式が評価され、「千代田区景観街づくり重要物件」にも認定されています。
先週の読売新聞でこの話題を見つけたとき私の目を惹いたのは、このお宅が3代に亘り「池田屋」という屋号で紳士服の裏地屋を営まれていたことでした。

そう、ご存じの方も多いと思いますが、神田須田町は戦前から多くの服地卸商、裏地・ボタンなどの付属商などが軒を連ねた日本随一の「注文紳士服の街」でした。

弊社は平成に入り隣の神田淡路町に移りましたが、創業から長きに亘り神田須田町2丁目に本社がありました。私が子供の頃会社を訪れると周りに大小様々な会社・店があり、全国からテーラーさんが集まり大変活気があったのを覚えています。
今では注文紳士服関連の業者はめっきり減り、当時のこの地の賑わいを窺い知ることは難しくなってしまいました。

街の記憶と日本の注文服業界の歴史が 刻み込まれた貴重な建物が失われるのは非常に残念ですが、私は3代に亘って引き継いできた服地卸業をこれからもこの神田で続けていきたいと思っています。

裏地店営業当時の様子(展示パネルより)

展示されていた当時の商品、道具など
 

MAGEE

9/03/2012
 
 有名なハリス・ツイードは著名ブランド、若手デザイナーの積極的な使用もありこの数年で若い世代での認知度がかなり上がってきているようですが、ポストハリスとして今注目されているのがアイルランドのドネガル・ツイードです。

MAGEE(マギー)はアイルランド北端の地ドネガルで1866年より操業している老舗メーカーで、草木、土など自然の持つ素朴な色合いで織り込まれた本物のドネガル・ツイードを生産しています。
ハリス・ツイードよりも少しソフトで、包み込むような優しい着心地が特徴的です。

390~660グラムの7種のウェイトに多くの新色柄が追加された、今季の新サンプルブックが間もなくリリースされます。
ドネガル・ツイードのジャケット、コートで、ぜひ冬の着こなしをお愉しみ下さい!