la mode europeénne sélectionné pour vous

GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED 2015

6/29/2015


昨年のちょうど今頃も書かせていただきましたが、先週末イングランド南部のウエストサセックスで恒例のGOODWOOD FESTIVAL OF SPEED(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード/以下 フェスティバル・オブ・スピード)が開催されました。

主催者のマーチ伯爵家(Earl of March)は一帯の12,000エーカー(東京ドーム1038個分!)の広大な土地に邸宅、サーキット、ゴルフ場、リゾートホテル、競馬場、そして空港(!)を所有しており、1998年にレースが再開されたサーキットではこの“フェスティバル・オブ・スピード”と、秋に開催される“リバイバル”が国際的ビッグイベントに成長しています。
(昨年訪れた“リバイバル”の模様は>こちらから)




毎年話題となるメイン会場のモニュメント。今回はマツダのルマン総合優勝モデル(787B/レプリカ)とコンセプトカーが天空にディスプレーされました!




往年のレースカーから最新のフォーミュラまでが集合し、ヒルクライムで実際にレース走行するこのイベント。
それはパレードの様な生易しいものではなく、過去には死者も出ているほど過酷なもの。
往年の名車や、ウン千(億)の価値があるクルマの全開走行は鳥肌ものです!





今回も多くの希少車がクラッシュしてしまったようですが、大きくニュースになったのはこちらのマツダ767B。レースシーンで活躍した名車のレプリカで、走行中にバランスを失い大破してしまいました。。。涙
もちろんメーカーの力を持ってすれば復元は可能なはずですので、一刻も早い復帰を心より願っております!

GILT EDGE

6/22/2015


先月この雑記帳でご紹介させていただきましたが、1921年創業のロンドンマーチャント SMITH WOOLLENS(スミス ウールンズ)は昨年LBD-HARRISONSグループの傘下に入りました。

ブランドのリローンチに伴うルニューアル第一弾がこちらのGILT EDGE(ギルト・エッジ)。
240/260グラムという春夏を通して着れる絶妙なウェイトと、仕立て映えするしっかりとしたボディーにより、メイドトゥーメジャー(イージーオーダー)だけでなくビスポークスーツ用としても大変好評をいただいております。


 

同じグループでもHARRISONSなどに比べるとバンチ(サンプル)の展開量が少ないSMITH WOOLLENSのコレクションですが、本国のウェブサイトでは編集されている色柄をご覧いただけるサービスが始まっています。リンクは>こちらから
「あのコレクションにはどんなデザインがあるんだろう?」という時、ご自宅や職場で事前にチェックしていただけます。(LBD-HARRISONSグループの、主要ブランド・コレクションに対応しています)
ぜひご活用ください!

MY TREASURE

6/15/2015

今回の記事のタイトルは「私の宝物」。
その一つがこちらなんですが、何だかお分かりになられますでしょうか?

分かられた方はもの凄いファッション通か、プロの方!
そう、こちらはシャツの型紙です。
(大きい2枚が身頃と袖、その他は襟などです)




この型紙がやってきたのは、ロンドン ジャーミンストリートの老舗シャツ店 TURNBULL & ASSER(ターンブル&アッサー)。チャールズ皇太子御用達にして、歴代007も愛用したことでも知られる英国を代表する名店です。





プレゼントしてくれたのは、私が同店を訪れた(約5年前)当時のヘッドカッター デビット・ゲイル。実は私はこの頃 TURNBULL & ASSERをインポートする会社で働いていて、同ブランドの担当でもありました。ビスポークシャツのトランクショーでデビットが来日する際はいつもアテンドし、仕事の後ビールを飲みながら色々と話したのは本当に楽しい思い出です。

歴代の007を採寸したデビットに数枚のシャツをフィッティングしてもらえたのは役得でしたが、初めての出張で職場を訪れた際、飾られていた多くのセレブリティーの型紙を見て「僕も自分のが欲しい!」などと言ってしまった私はやはり図々しかったと思います。笑

しかし、私がセールスのミーティングを終えてしたに下りると、「デビットは早上がりで帰ったけど、これ預かってるよ」と封筒に入れられた私の型紙が。
私がミーティングをしている間にわざわざ用意してくれたようでした。。。




「ありがとう!額に入れて飾らせてもらうね!」と後日お礼を言ってからもう5年経ってしまったけど、今回思い立ってようやく額装してみました。
あの日にデビットと撮った写真も入れると様々な思い出が蘇ります。

昨年一度リタイアしたデビットですが、今年から小道をはさんだもう一つの老舗HILDITCH & KEY(ヒルディッチ&キー)のヘッドカッターとして業界に戻ったそうで、偶然見かけた私は喜びのあまりウィンドーを叩いてしまいました!笑

ジャーミンストリートNO.1と言われた腕を持つ熟練カッター デビット。
もう少し現役で元気に頑張ってもらいたいと思います!

OPEN ROW EVENT

6/08/2015


「紳士服の聖地」として知られる、皆さまご存知のロンドン サヴィル・ロウ。
今でも王室御用達証を掲げる多くのテーラーが軒を連ねるこの通りで先週行われた、素敵なイベントのニュースが入ってきました。




“OPEN ROW”と名付けられたこのイベントは、その名(オープンスクールのように)の通り年に一度この通りを開放するもの。
関係者の招待の他、一般向けにチケットも販売されます。
2004年から活動を始めたSRBA(サヴィル・ロウ ビスポークアソシエーション=条件を満たしたビスポークテーラーのみが入会できるエクスクルーシブな団体)が主催となり、パートナーであるCHIVAS(シーバス)がアルコール類を提供。
味わい深いウイスキーや、サヴィル・ロウからインスピレーションを得て作られたカクテルを片手に、普段は敷居の高い老舗テーラーをはしごできる特別な機会になっています。
#ちなみにHARRISONSはアソシエイトメンバーとしてSRBAをサポートしています




カッターが実際に裁断しているシーンを見学したり、シューポリッシュやウェットシェービングのサービスがあったり盛りだくさん!スーツをオーダーする場合は最大20%オフの特典もあるそう。
この場所でお酒を片手にこんな時間が楽しめるなんて、本当に羨ましい限りです。。。

毎年大体この時期に開催されているようなので、訪英のタイミングが合った方はぜひ訪れてみてください!