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CYCLE HIRE IN LONDON

11/26/2012

先日のロンドン滞在では、以前から気になっていたある体験をしてみました。
それはレンタサイクルです!

日本の観光地にあるようなシステムとは違い、ロンドンやパリで最近増えている公営レンタサイクルは無人のステーションが公道上にあるのが特徴。
普及が進み、今では市民の交通手段の一つになっています。


短期、長期のアクセスフィーを払えば30分以内は無料、1時間は1ポンド(約¥130)そして1時間以上はどんどん時間あたりのコストが割高になり、短時間の利用や乗換を促進するシステムになっています。
原理的には30分毎で乗り換えていけば1日乗ってもレンタル料は無料になりますが、それには市内のステーションの位置をある程度把握しておく必要があります。


パリで友人が乗っているのを見てトライしてみたかったのですが、全てフランス語表記だったため断念。今回は見よう見まねで一人でやってみたのですが、思ったより簡単にできました!(支払いはクレジットカードで行います)

思えばロンドンを自転車で走るのは初めてでしたが、写真のサヴィル・ロウやメイフェアを抜けてハイドパークの池までのサイクリングはかなり爽快でした!
未体験の方は、ロンドンに行かれた際ぜひトライしてみてください。

(英国での自転車走行は、基本的に自動車と同じ扱いとなりますのでご注意を!)
 



SUPERDRY

11/19/2012


先日の出張の話題に戻らせていただきます。

リージェント・ストリート沿い(サヴィル・ロウへの入り口)にあったAUSTIN REEDのショップは、2機のガラス張りリフトやVIPラウンジを備えた立派な店舗で、特にmade-to-measure suitのコーナーはロンドン有数の売上を誇っていましたが、数年前に通り向かい(Aquascutumの旧本店の建物)に移転してしまいました。

そして、今この場所で多くの若者を集めているのが、カジュアルブランド“Superdry 極度乾燥(しなさい)”です。
このブランド名は決してタイプミスではなく、全英79の路面店、71の(百貨店等の)コーナーショップを持ついまや英国を代表する(?)ブランドの一つ。
2003年に始まった若いブランドながら、確信犯的に間違えた日本語をプリントしたウェアなどがうけ、ベッカムをはじめとする有名人にもファンが多いようです。

サヴィル・ロウですらAbercrombie & Fitchのショップがある昨今、カジュアル化の流れはここロンドンに於いても顕著ですが、ショップ横のウィンドーではかのTimothy Everestとコラボのテーラードラインを打ち出していたり、とにかく元気なブランドであることは間違いないようです。


TWEED WALK & RIDE, KOBE 2012

11/13/2012
 
先週の日曜日、神戸・旧居留地の朝日ホール(エントランス広場)にて、イベント「ツイード・ウォーク&ライド 神戸2012」が開催されました。
当日はあいにくの雨模様となり残念ながらスタンプラリーは中止となってしまいましたが、ツイードを着用した大勢の紳士・淑女が集まり、展示、トークショーそして歓談を夕方まで楽しみました。
 
会場では神戸をベースとするテーラー、セレクトショップによる「この秋のツイード・ウォーク&ライドスタイルの展示」があり、生地は弊社取り扱いのカントリー系英国マーチャントブランドPORTER & HARDINGが提供させていただきました。
 
今回持参した愛車では神戸の街を走ることができませんでしたが、お知り合いの方との再会や、新しい出会いも多々あり、大変充実した時間を過ごすことができました。
(途中、お取引先の方と抜け出し美味しい地ビールを飲んできたのはここだけの秘密です。笑)
 
神戸を訪れて改めて感じたのは、旧居留地周辺の美しい街並みと歴史ある港町独特の素晴らしい雰囲気。
今度こそはぜひこの街を自転車で散策してみたいと思います!
「この秋のツイード・ウォーク&ライドスタイルの展示」

会場には貴重なクラシック自転車が多数集結しました



SWAINE ADENEY BRIGG

11/06/2012

今回は少し残念なニュースです。

ジャーミン・ストリートの突き当たりのセント・ジェームス・ストリートにあった「レザーバッグと傘の名門」SWAINE ADENEY BRIGGの旗艦店は、紳士洋品の聖地として知られるこのエリアのランドマークとも言える存在でした。

なぜ過去形かといいますと、私がロンドンを訪れた9月下旬には既にこの店舗は閉鎖されており、これから来春にかけて市内に新たな3店舗(そのうち1店舗は近くのピカデリー・アーケード内)が開設される旨現在アナウンスされています。

1750年創業のレザーブランドSWAINE ADENEYが、後に王室御用達の傘メーカーBRIGGを吸収し今日に続くSWAINE ADENEY BRIGGは、映画007シリーズで使用された「ボンドアタッシェ」でも有名で、エリザベス女王(乗馬用ムチとグローブ)とチャールズ皇太子(傘)の御用達証を授与されています。
かくいう私も学生時代よりこちらの製品に憧れていて、卒業して日本に帰国する時に(住んでいたアパートのデポジット{=保証金}を使い)こちらの店で緊張しながらレザーブリーフとアッシュの傘を購入した思い出があります。

この10年で数回オーナー企業が変わるなど、その経営はかならずも易しいものでは無かったようですが、誰もが認める英国を代表する高級レザー/傘ブランドの新天地での益々の発展を願います。