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GREETING

12/27/2019

「本日が仕事納め」という方も多いかと思いますが、弊社も今日で本年の営業を終了させていただきました。
ちょっとアクシデントがあり私の今年の仕事が終わるか危ぶまれたのですが、本社スタッフとの忘年会の後戻ってきてなんとか終わらせることができました💦これですっきりと新年を迎えられそうです♪

年が明けると順次来シーズン(SS2020)のサンプル入荷、発送が始まります。
来シーズンの前売りサンプル(シーズン前にお取引先様にご覧いただきご契約いただく為のサンプル)を改めて見ると、手前味噌ですが凄いボリュームと充実の内容!



こんな限定服地も展開される予定です✨

皆様、今年も1年間ありがとうございました。
来年も引き続きのご愛顧を宜しくお願い申し上げます!

DASHING TWEEDS

12/19/2019

今季も様々なブランドから新バンチ・コレクションが登場していますので続けて失礼します✨

「ナイキ」、「コンバース」などの有名ブランドとのコラボレーションの他、ヒット映画にも登場するなどロンドンでアツい視線を浴び続けているダッシングツイードからは、初の定番バンチ"CLASSICS"(20色柄)と共に今季も5色柄の新デザインがリリースされています!



ファウンダーのガイ・ヒルズはもともとファッションフォトグラファーなので、毎シーズン自ら撮り下ろしたルックブックがサンプルと共に送られてきます。今回も愉しい内容になっていますので、ぜひ店頭でチェックしてください!

PREMIER CRU

12/13/2019

今季は新コレクションのご案内があまり出来ていなかったので💦、引き続き!
弊社の基幹ブランドとも言えるHARRISONSからは、「バランスが取れた定番クオリティ」として長年愛されてきたPREMIER CRU(プルミエ・クリュ)の新バンチがリリースされました!


HARRISONSでは近年、ウェイトやプライスを考慮した選択肢がかなり拡がってきていて、実際日本では3シーズン向けスーツ地の販売が増えているのも事実です。しかし、「秋冬シーズン」に於いて保温性、仕立て映えなどを考えるとやはりこのくらいのボディ(SUPER100'S & Cashmere/330gms)があると間違いがなく、耐久性の高さも人気の理由の一つです。

新バンチでは、人気継続中のチェック柄(地に馴染んだもの)が豊富に揃っており✨



明るい色調のシンプルウィンドーペンが新鮮です♪


写真ではちょっと判りにくいですが、ベージュの経糸とネイビーの緯糸で織り上げたこちらの生地は、なんとも言えない大人の雰囲気!

勿論、プレーンカラーやストライプも豊富に揃っていますので、「永く愛用できる一着」をぜひ見つけてください!!

FOX TWEED

12/06/2019

久しぶりに「今季の新作服地」のご紹介をさせていただきます!
FOX BROTHERS(フォックス ブラザーズ)と言えば「英国フランネルの代名詞」とも言えるブランドで、近年は「通好みの高品質」で知られるコレクションをどんどん拡大させています。インポート服地のなかでも、「いま最もアツいブランド」の一つですよね!?

今季もなんと3冊の新バンチがリリースされていますが、この時期要チェックなのがこちらの"FOX TWEED(フォックス ツイード)"!



FOX BROTHERSの本拠地、イングランド南西部サマセット周辺の豊かな自然のカラーを用い、同社が誇る歴史的なアーカイブからピックアップした色柄へと織り上げられました。テーマの「タウン&カントリー」が示すように、ビジネスやカントリーでの様々なシーンにあう68ものカラー&デザインが2冊のバンチに編集されています。ウェイトは480/510グラム(/m)。


現在発売中のビジネスマン向けファッション誌、"MEN'S PRECIOUS(メンズプレシャス/2020 Winter)"ではなんと2Pに亘りFOX TWEEDが紹介されていますので、ぜひチェックしてください!



ちなみに誌面で紹介されているソリマチアキラさん(人気イラストレーター/弊社ウェブサイト、トップページのイラストをお描きいただきました)セレクトのグレンチェックはこちらです✨
ツイードのように、「愉しめる期間が限られ、長い時間をかけて熟成させていく服地」にはだからこその「美学」と「恰好よさ」があります。
「一生物のツイードジャケット」をぜひご検討ください!

HARRIS TWEED -Ⅲ-

11/20/2019

「ハリスツイード」の故郷、ハリス&ルイス島訪問の話題も今回で最後です。
工場を出て、ウィーバー(Weaver=製織職人)の自宅に向かう途中の雄大で美しい風景の中、突然このような石の遺跡が出現します。「ストーンヘンジ?」と思われる方も多い方と思いますが、こちらの「キャラニッシュ ストーンズ」は、まさにストーンヘンジが誕生した数百年後(紀元前2900~2600年)に作られたとされる歴史ある遺跡。
なんと今から5000年前に人々は何らかの意図を持って、北の果てにこのようなサークルを築いたのでした。。。




ウィーバーの家に到着!ウィーバーは、別棟やガレージのような場所を利用して織機を設置しています。その数は、現在約190名
フルタイム、パートタイムとそれぞれのライフスタイルで就業が可能ですが、ウィーバーはハリスツイード協会から認定を受けないとなることができません。以前はシングル幅の織機(ハッタースレイ)も使われていましたが、現在最大手のHarris Tweed Hebrides(ハリスツイード ヘブリディーズ)では通常ダブル幅のみを生産しているようで、殆どのウィーバー宅ではサイクリング式のダブル幅織機(ボナスグリフィス)が使用されています。



私も久しぶりに漕がせてもらいました✨
前回は工場でサンプル生地用の織機を漕がせてもらいましたが、今回は実際の販売用。
「認定されてないけどいいの?」と思いましたが、少し位ならいいようで遠慮せずにやらせてもらいました。「同じスピードを保つ」、「逆には絶対に漕がない」のがコツなようで、私は「筋がいいね」と褒められました♪



ランチの後は、3回目の来島にして初めて「ハリスツイード協会」の本部を表敬訪問!



資料室にはハリスツイードの歴史や製造方法を説明したボードの他、新旧の織機も展示されていてまさに「ハリスツイードの聖地」という感じ✨こちらは、シングル幅の織機「ハッタースレイ」の最初期のもので、両足で交互に足踏みをするようにして稼働させます。サイクリング式に比較すると格段に体力を使いますね💦



あいにくこの日はトップの会長さんは不在でしたが、あの「ハリスツイード協会」に訪問することができたのは貴重な機会でした。2010年に100周年を迎えた後、日本では「ハリスツイードを少量のみ使用した製品」が量販店で乱売されるなど一部で問題もありました。協会の努力もありかなり落ち着いてきており、現在は従来のファンが戻ってきているように見受けられます。

冬もすぐそこまで来ていますが、豊かなヒストリーとストーリーを持つハリスツイードで、一生もののジャケットを仕立てられては如何でしょうが?

HARRIS TWEED -Ⅱ-

11/12/2019

HARRIS TWEED HEBRIDES(ハリスツイード ヘブリディーズ)工場訪問の話題の続きです。
「製織(織機で服地を織る工程)」を、「職人」が「自宅」に於いて「人力」で行うのがハリスツイードの大きな特徴の一つなので、工場では販売用の製織は行われていません。ただ、サンプル作成などで生産する必要があるので、工場内には半幅、全幅の2タイプの織機が置かれています。あいにくこの時は製織の準備中で動かしていませんでした💦



工場訪問の後には職人宅で実際に製織されているところを見学に行ったのですが、とりあえず工場内での工程を続けて紹介させていただきます。織り上げられたハリスツイードは、帰ってくるとこんな感じで無造作に積み上げられ。。。




「ミリング」と呼ばれるウェットフィニッシング工程では、洗浄と同時に高速でツイードを「揉み」目を詰まらせます。



こちらはでは、乾燥させながら服地を伸ばして安定させます。ウェット・ドライ共に複数の工程を経てようやく完成が近づきます。



異物を取り除き。。。(「ケンプ」と呼ばれるウールの「死毛」はハリスツイードのアジとも言われていますが、部屋を使ってウールを混ぜたり、このような大らかな環境なので他にも色々と混入するようで。苦笑)



最後にしっかりチェックしていよいよ完成です✨



おっと💦ハリスツイードのもう一つの特徴は、一反一反が「ハリスツイード協会」の検査員にチェックされ、あの有名な「オーブマーク」が付いた認定マークを付けてもらわないと市場に出せない事。ちょうどこの日は週に2日工場に来るという検査員が作業(アイロンでマークを貼りつけ)をしていました♪クオリティー自体は工場でチェックされているので、検査員は書類に不備がないかなどを確認しているそうです。(続く)

HARRIS TWEED -Ⅰ-

11/08/2019

前回の出張の最終目的地は、5年振り3回目の訪問となるハリス&ルイス島。
そう、あの有名なHARRIS TWEED(ハリスツイード)の故郷です!
今回も3社ある統括工場(ハリスツイードは統括工場がマネージメントし、職人が自宅で織り、協会が認定するシステムを採っています)のうち、HARRIS TWEED HEBRIDES(ハリスツイード ヘブリディーズ)にお邪魔してきました✨




私はこちらの工場は2度目の訪問でしたが、初訪問のお取引先様も一緒だったので改めて製造工程を見せてもらいました。せっかくなので皆さまもご一緒に♪
ハリスツイードに使用されるウール(主にチェビオットとブラックフェイス種)は、現在主にスコットランド本土から集められています。全て先染め(原料染め)が施され、糸のカラーはこのようにダイナミックにウールをミックスすることで生まれます。




こちらが基本色で、組み合わせにより無限の数の色糸を作り出すことが可能なのです✨



ハリスツイードを始め、多くのツイードは「紡毛糸」から織り上げられます。繊維の長い「梳毛糸」は手でも撚る事ができますが、紡毛糸に使われるウールは繊維が短いので、「和紙を梳く」時のように繊維を平らに伸ばす「カーディング」と呼ばれる工程が必須です。



撚られる前の太い状態からしっかりと撚りが加えられ、いよいよ「紡毛糸」の完成です。



経糸(縦糸)を揃えていく「ワーピング」という作業。こちらは機械を使いますが、、、(それもなかり旧式の)



「へドル(上下し柄を出す部分)」や「ストッパー(糸が切れた時に落ちてブザーを鳴らす)」などに経糸を通す、製織前の最終準備はなんと手作業💦近代的な工場ではまず見られない光景なのです。。。

ここまでを工場で行うと、いよいよ工程は工場を離れます。(続く)

THE MACALLAN -Ⅱ-

11/01/2019

あのウィスキーのトップブランド、THE MACALLAN(ジ・マッカラン)の蒸留所訪問記後編です。

普通の人は、この写真を見てもどこだか分からないと思いますが、こちらがこの蒸留所の心臓部。
「スチル」と呼ばれる金属容器が連結されたものが3系統、合計36基のスチルが近代美術館の様なモダンな空間に配置されています。ここに至る通路の途中では原料である大麦(Barley)も見せてもらいましたが、こちらで樽詰め前の「ニューポット」と呼ばれる状態の液体になるまでの2度の蒸留が行われます。

驚いたのは、「年間1,500万リットル」と言われるスコットランド最大の生産能力を誇るこの蒸留所の心臓部では、通常僅か9人のスタッフしか配置されていないということ💦美しさだけでなく、効率・生産性を極めた最新の施設であることを実感します。



「ビジターツアー」が大人気のこちらの施設には様々なギミックが。
これは敷地内に今もある創業者の自宅(創業当時の模様)の模型で、樽をイメージした台の上を廻すとせり上がって来ました✨




こちらは樽の内部の様な場所に入って観る、樽の生産風景。
MACALLANでは、主にアメリカンオークとヨーロピアンオークのシェリー樽を使用しているそうです。
今回初めて知りましたが、前述の「ニューポッド」はほぼ無色で、ウィスキーのあの綺麗な「琥珀色」の99%は使用されている木やしみ込んだシェリー酒などから来ているようです💦



やはり最後はテイスティングタイム!
こちらでは「ニューポッド」も試せる他、年代の違う2種を楽しむことができます。
この日は朝からウィスキーを飲んでいましたが💦、それぞれ味わいが違うのと、もったいないので全て飲んでしまい気分はよくなるばかり。笑





荷物の都合で買う予定なかったのですが、「ツアー参加者だけに先行販売されている限定ボトル」とのことで記念にしっかり買ってきてしまいました♪



帰り道、駐車場脇の原っぱにいたのは、「スコティッシュ・ハイランド・キャトル」と呼ばれるスコットランド原産の牛。
初めて近くで見ましたが、なかなかの存在感でした✨

THE MACALLAN -Ⅰ-

10/25/2019

さて、まるで近代美術館のようなこの建物は何だと思いますか?
実はこちらあの世界的に有名なウィスキーブランドTHE MACALLAN(ジ・マッカラン)の蒸留所。
昨年完成したばかりの新蒸留所を訪れることができました!
場所はハイランド東北部、ウイスキー好きにはよく知られたスペイサイド(スペイ川流域)にあります。この前にお邪魔したカシミアの名門JOHNSTONS(ジョンストンズ)があるエルガンからは車で4,50分の場所でした。


まるで高級ホテルか三ツ星レストランのエントランスのようですが、ここは紛れもなく蒸留所の入口です💦


ビジターツアーの受付カウンターの横にはライブラリーの様なスペースがあり、840本のアーカイブボトルが天井近くまで壁のように並んでいて圧倒されます。。。


実はそもそも今回MACALLANを訪れるアイディアは無かったのですが、JOHNSTONSのディレクター アラスターさんに(前述の)BENROMECH(ベンロマック)訪問をお願いすると、「それならMACALLANも行こう!あそこは去年新しい蒸留所が出来てすごく話題になってるんだ♪」とのことで、人気のビジターツアーを事前に予約していただいたのでした✨

まずはこのライブラリースペースで、MACALLANの歴史や、歴史に残るビンテージウィスキーの数々を紹介してもらい、いよいよ工場内部へ。。。(続く)

WHISKEY & CASHMERE

10/18/2019

ロンドンから飛び立ち、向かった先はスコットランド北部の町 インバネスでした。
同じフライトだったお取引先様と合流し、翌日はカシミアの名門 JOHNSTONS(ジョンストンズ)を訪問。迎えに来ていただいたディレクターのアラスターさんに先ず連れて行っていただいたのは。。。

知る人ぞ知る、今注目を集めているスコッチウィスキー蒸留所 BENROMACK(ベンロマック)でした!




こちらの蒸留所のオーナー(所有企業)は、ウィスキースペシャリストとして名高い老舗インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)のゴードン&マクファイル(GM)社。同社は100年以上に渡る長い歴史を持ちますが、その悲願でもあった蒸留所の獲得を果たしたのは1993年のことでした。10年物、15年物が市場に出てくるようになり、その豊かで深い味わいで既に多くのファンを獲得しています。

なぜ、今回お邪魔することになったかというと、なんとGM社とJOHNSTONSのオーナー家は親戚関係にあたり、JOHNSTONSの先代(現会長のお父様)はGM社のオーナー家のご出身との事。昨年、アラスターさんからお土産でいただいたウィスキーが凄く美味しかったので興味を持ち、今回お願いして連れてきていただいたのでした✨



事前予約していただいていたので、見学ツアーで蒸留所内をくまなく見せていただきました!(↑の倉庫を扉の外から撮らせてもらえた以外は写真NG)その後はテイスティングで、年の違うウィスキーを飲み比べさせていただきました♪
ストレートよりも、水を少しだけ垂らすと一気に香りが拡がっていいみたいです💛(初めてだった蒸留所ツアーには、実は続編がありまして続きは次回に。。。)




その後は、JOHNSTONSに移動し、お取引先様のためにこちらでもツアーをしていただき、オーバーランチで少しミーティングを。。。



今年会長に就任されたばかりのジェニーさんにお目にかかることができ、同社の貴重なアーカイブを見せていただきました♪
1797年創業で、ニット製品の工場を含めると700名近い従業員を擁するJOHNSTONSは、ロイヤルメンバーも度々訪れるスコットランド有数の名門企業。カシミアのジャケットは少し敷居が高くても、マフラーなどで同社のハイクオリティー製品を日本でもお楽しみいただけます!

LONDON

10/09/2019

7月の出張の話題が終わったばかりですが💦、先月の渡英の話題で失礼します。
実はこの出張のメインは、私が所属する「東京商工会議所千代田支部」のなかでも幹部を拝命している「青年部」の視察旅行。とはいえ、せっかくなので1日早く入り、最近行けていなかった仕入先へ。。。


それは、シャツ生地サプライヤーのRINGHART(リングハート)!
こちらの本社兼倉庫はロンドン南部、ウィンブルドンにも程近い地下鉄の終点にあるのですが、最近は市内1日しかなくなかなか足を延ばせず、久々の訪問となりました✨



こちらはサンプル1冊のコレクションが大きく(なんと700種以上💦)、リニューアルは数年に一度のみですが、マーケットやトレンドの事など色々と情報交換ができました♪



ちなみに、車好きな社長が今回駅まで迎えに来てくれたのは、まるで新車のような素晴らしいコンディションの88年式ポルシェでした💛羨ましい!



商工会のメンバーと合流してからの2日間は、在英日本大使館、JETROを始め、日本政府の支援で昨年ケンジントンにオープンしたアンテナショップ"JAPAN HOUSE"や、千代田区の中学校とエクスチェンジプログラムを20年以上続けている現地の女子校訪問など盛りだくさん💦公務が終わった金曜の夜はミュージカル(オペラ座の怪人)の観劇に繰り出しました!


土曜日は貸し切りツアーで大英博物館へ。
実は私学生の時に1回行ったきりでしたが、ガイドさんが3時間かけて要領良く説明してくれるツアーは分かり易くメンバーにも大好評でした✨


その後は、ノッティングヒルのポートベローマーケットに行き、雰囲気を愉しみながらパブランチを🍴
そしてHARRODS(ハロッズ)でのお買い物タイムのあと、有名なシーフードレストランでのフェアウェルディナーを愉しみました。
初日には私がメンバーになっているジェントルマンズクラブRAC(=ROYAL AUTOMOBILE CLUB)に「夕食前の一杯」をしに行ったり、「大人の社会科見学」ということで名門テーラーHENRY POOLE(ヘンリー・プール)にお邪魔したり、「初UK」も多いメンバー達には色々なロンドンを見ていただけたかなと思います。
日曜日に日本へ向けて飛び立った本隊を見送った後、私は北へのフライトに乗ったのでした。。。(続く)