MEMORANDUM
3代目の雑記帳
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HUNTSMAN
9/10/2018前回の出張の話題の続きです。
ナポリで週末を過ごした後、飛行機で一気に北上しロンドンへ✈
同じヨーロッパでも、気候、風土、文化から食べ物までまるで違う各国の都市を廻るのは愉しみでもあるんですが、気持ち的についていくのが大変な時もあります💦
なにせここは紳士服の聖地 サヴィル・ロウ!
ナポリから来ると、イングリッシュドレープの効いた構築的なスーツが物凄く新鮮に感じます...
こちらは11番地の名門テーラー HUNTSMAN(ハンツマン)。
一ツ釦にこだわったその独特のスタイルと共に、「サヴィル・ロウで一番高価」と言われるそのプライスも有名で、現在の一着仕立て上がりのスタート価格はなんと5,200ポンド(約78万円)だそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、人気映画“KINGSMAN(キングスマン)”のシリーズ2作の舞台になったのがこちらのHUNTSMAN。
表の看板の裏に(恐らく撮影の時に使った)“KINGSMAN”のネームが残る他、撮影シーンを再現したフィッティングルームもあるのです!
中はこんな感じです。
以前は“The Colin Hammack Room”という往年の名カッターの名を冠した部屋でしたが、このノリ(調子)の良さが英国っぽいですね♪
実際、映画のヒットによるHUNTSMANを知らなかった若い富裕層へのPR効果はかなり大きいそうです✨
奥のカッタールームは以前に比べると随分綺麗になり、若い職人たちが腕を振るっています。
顧客と直接話し、体にも触れるカッターはサヴィル・ロウでは花形の職業で、地下の工房で一日縫い続けるテーラーとはステータスもかなり違います。(今回は地下は見せてもらえませんでした。綺麗なところだけ見せる戦略か...苦笑)
でも、テーラーとカッターの仕事のコンビネーション無しに、サヴィル・ロウのビスポークスーツは生まれないのです!
天井から型紙が吊るされているのを発見し、「なんで?」と聞くと「亡くなった顧客の型紙をしばらく天井に吊るし、皆で偲ぶんだよ」と...
「紳士たるもの、テーラーと床屋は滅多なことでは変えない」という言葉がある英国ならではの、「一生の付き合い」を教えてくれる光景でした。
SATURDAY IN CAPRI
9/01/2018土曜日。急きょ入った(ビスポークスーツの)仮縫いアポを終え、弊社スタッフと一緒にお楽しみタイムへ✨
そう、今年もフェリーに乗ってカプリ島に行ってきました!
私はかれこれ4回目ですが、初めてのスタッフもいるのでまずはやはり「青の洞窟」へ!
殆どは(私たちも)10数名の乗り合い船で来て、洞窟に入る為の手漕ぎコートに乗り換えるのですが、陸地の方で並んでる人もいて今回も混んでました💦(海上で1時間は軽く待ちます)
写真の少し大きな船は「入場料支払い所」で、手漕ぎボートに乗り換えるとまずここで直接入場料(&手漕ぎボート代金)を支払います。
さあ、いよいよ!
この前には船頭さんと
私「チップ多めにあげるから〇〇させてよ」
船頭「よし、じゃあ△△ユーロ頂戴」
私「そんなやらんよ!じゃあ××ユーロね!」
なんて会話をしてました...
やっぱり青い!
何度来ても興奮する神秘的な空間です...
さきほどの〇〇もしっかり実行。
そう、船頭さんとうまく交渉すると軽く泳げちゃったりします♪
私は以前やったので、弊社のスタッフが飛び込みました!
船頭「ここは昔ローマ皇帝のプライベートプールだったんだぞ!」
そう、この洞窟内ではポセイドンやトリトンの彫像が見つかっており、そんな説も有力視されているそうです。
私は幸運にも4回連続で洞窟に入れましたが、時期やコンディションが悪いと入れないことも多いそうです。
以前ある方から「青の洞窟の為の3日間島にいたのに、結局は入れませんでした!」と聞いたことがありますが、もしかすると私は「青の洞窟との」相性がいいのかも✨
ランチを済ませてから、今回もボートをレンタルしました🚣
免許が無くてもこんなことが出来るイタリアはほんと大らかな国で、錨の下ろし方以外大した説明もありません💦
綺麗な海でのクルージングはやっぱり気持ちいい!
あくまでも「仕事の合間」ではあるのですが、こういった役得はやっぱり嬉しかったりします...
男3人 笑、束の間の休日を愉しみました♪
FIRST FITTING
8/27/2018お待ちかねの「ナポリの週末」。
土曜日は朝から弊社スタッフを連れてカプリ島に行く予定でした。
が、その前に急きょ重要な用事が...
前回のナポリ出張の際、当ブログに「ナポリを代表する名サルトリアの一つ」SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)でスーツをオーダーした事を書かせていただきました。
私にとって「初めてのナポリタンスーツ」でもあり、前日(ARISTON訪問の後に)予定していた仮縫いを楽しみにしていたのですが、約束していた英語堪能なルイージ(息子の方)がいない!(なんとロンドンに出張で行ってたようで💦)
しかも仮縫いの準備がされていなかったようで、親父さん(ジェンナーロ)が必死の身振り手振りで「用意しておくから明日の朝10時に来て!」と...
親父さんは英語ができず、私もイタリア語ができないのでこういう時は大変です💦
でも流石日本にもファンの多い親父さん!
翌朝にはしっかりと準備をしてくれていました♪
イタリアでの初フィッティング(仮縫い)なので、初めは少し緊張した面持ちの私...
しかし、熟練サルトならではの流れるような作業を見ていると段々和んできました✨
やっぱりシルエットも恰好いい!!
この業界にいるので、スーツの専門用語はイタリア語でもある程度分かってよかったです💦
いつも穏やかでダンディーなジェンナーロ。
「海に行く途中なのでこんな格好ですみません!」ってのは多分通じてたかと思います。苦笑
来月の出張時に2回目の仮縫いの予定です💦
ARISTON
8/17/2018ミラノからナポリに飛び✈、プレミアム服地ブランド"ARISTON(アリストン)"を展開する、ナポリの名門マーチャントIMPARATO(インパラート)へ。
いつも羨ましくなる広大なスペース!
ちょうどAW2018シーズンのサンプル作成に向けて、生地の切り出しが佳境に入っていて皆さん忙しそうでした✨
4代目(兄弟社長)の弟、ジアンパオロは今回もAW2018コレクションのテーマや見どころを熱心に語ってくれます。
「ファッション好きなナポレターノ」の典型のような彼にとって、この仕事はきっと「天職」なんだろうといつも思います♪
AW2018 新コレクションの詳細は>こちら から
ちょうどシーズナルブック用の画像も準備ができてきており、それぞれのコレクションについて説明してくれました。
毎シーズンスーツやジャケットを何着も作り込み、ナポリの美しい街並みの中で撮影していますが、ここまでやっているマーチャントは欧州でも稀有なのです。
後ろは兄のアメデオ。彼はどちらかというと経営(実務)を担当し、クリエーション中心のジアンパオロといいコンビネーションでARISTONを発展させています。
同行した弊社スタッフ2名のうち1名は初めての訪問で、IMPARATOの洗練された運営や、ジアンパオロの熱い語り口(あと一族とご一緒させてもらった美味しいランチも!)に感銘を受けていました✨
やっぱりこの時期のヨーロッパは日が長い!
19時を過ぎてもこの明るさの中、(ランチをたくさん頂いたので💦)「ホテルの近くで夕食に向けてお腹が空くのを待っている図」です。苦笑
ALBENI 1905
8/08/2018ミラノの生地展示会MILANO UNICA(ミラノウニカ)を早めに切り上げて向かったのは、会場からもそれほど遠くないマルペンサ空港に近い町ガッララーテにあるタイブランド ALBENI1905(アルベニ1905)。
当初は訪れる予定はなかったのですが、受注開始の準備をしていたSS2019コレクションに無地物を追加することになり急きょの訪問となりました。
1905年創業の同社はもともとタイの「芯地類」を扱う会社でした。
OEMやオリジナルで本格的にタイを製造しだしたのはここ10年程ですが、クオリティーの高さとコストパフォーマンスの良さで注目度が世界的に高まっています。
凄くしっかりしている会社なので、普段はメールとサンプルのやり取りでことが足りるのですが、やっぱり顔をつき合わせてMTGすると色々いいアイディアが出てきます✨
こちらのスイカ柄の可愛いデサイン。気になっていましたが、セールスのマリアンナの「これ私がデザインしたの♡」の言葉で急きょセレクションに入れることに!
弊社スタッフ曰く「今世界的に🍉がアツい」とのことで...笑
同行の弊社スタッフ2名は初訪問だったので、工場内を案内してもらいました。
タイの製造は協力工場に委託していますが、芯地は今でも自社で制作しています。芯地は「締め心地、ノットの美しさだけでなく耐久性も左右する」大切なパーツで、これを自作できるALBENI1905は大きなアドバンテージを持っています。
社長のマルコが持っているのは芯地をカットする時に使う鉄製の「型」です。
たくさんの「型」を使い、何本分もの芯地を一気にカットします。
プレスするのは機械ですが、セッティングは職人が行います。
たくさんの芯地がカットされています。
同社ではウール100%からポリエステル混まで多くのグレードの芯地を作っており、顧客は誰もが知るフランスの有名メゾンから、世界規模のファーストファッションブランドまで多岐に渡ります。
有名メゾンの芯地には「複製防止」の為にある工夫がされていることを聞き、「なるほど~」と感心してしまいました。
ちなみに日本で販売されている同社のオリジナルタイには、最高グレードのウール100%のものが使用されています。
「これは戦前の型だよ」と熱心に説明してくれるマルコ氏。
100年以上の歴史を誇り、今も新しい挑戦を続けている同社と巡り合い、こだわりのタイの数々を日本でご紹介できるのは本当にラッキーなことだと改めて感じました...
MILANO UNICA -Ⅱ-
8/04/2018先月ミラノで開催された生地展示会MILANO UNICA(ミラノウニカ)の話題の続き。
毎回突出した規模と凝った内容で注目を集めるのが、こちらVITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ バルべリス カノニコ)のブース。そう、皆さまご存知、350年を超える歴史を誇る、「イタリアの雄」と称されるミルです。
まるでファッションブランドの様に、毎シーズンのテーマに沿ったコレクションを組んでそれをブース内の展示でも表現しています。それをこれほどのクオリティーで行える生地メーカーは実は稀なのです...
AW2019シーズン(!)のテーマはROOTS(ルーツ)。「張り巡らされた木の根のように、今までの軌跡が生地作りに於いて隠された強さをもたらす」という世界観が見事に表現されています。
「人間のルーツ」でもある地球を意識し、カーキやグリーンといった大地に根ざしたカラー使いが新鮮です。
色々な根菜と生地を組み合わせた可愛らしい展示♪
今回はいつも以上に色彩豊かで楽しい展示でした✨
まだ先ですが、これでAW2019シーズンに向けた準備がスタート。
魅力的な生地を色々とセレクトしてきましたので、ぜひお楽しみにに!
MILANO UNICA -Ⅰ-
7/28/2018先日訪れたミラノの生地展示会 MILANO UNICA(ミラノウニカ)の模様です。
シャツ地からレディース服地まで、複数の展示会の集合体である MILANO UNICAの中で、高級紳士服地にターゲットを絞ったエリアが私の行くIDEA BIELLA(イデアビエッラ)です。こちらだけは特別なパスが必要で、限られたバイヤーしか入ることができません。専用レストランでは美味しいランチがフリーで、(飲み放題の)ワインと共に提供されておりこれを楽しみにしているバイヤーも多いようで...
こちらは弊社取り扱いで「フランネルの名門」としてしられる英国FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)のブース。
(特に英国ミルは)あっさりとしたブースが多い中、こちらはいつも賑やかなディスプレーで愉しませてくれます。
実は(あくまでも生地展ということもあり)実際のスーツを飾るブースは少ないのですが、こちらではなんとファッショニスタとして有名な社長の私物コレクションを中心に展示。笑
歴史ある同社では、織ネームも新旧様々なものが...
名物社長のダグラス・コルドー氏。
数年前には日本のファッション誌で表紙を飾ったこともあるんです♪
シアサッカーの着こなしも「流石✨」で、この日も熱くら来シーズンのコレクションについて語ってくれました。
FOX BROTHERSからは今季3つのバンチが登場しますので、皆さまぜひお楽しみに!
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