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PARIS

4/10/2019


前回の出張の話題も今回で最後。
実質1.5日の短い滞在でしたが、4年ぶりにパリへ行ってきました。
先月になって日本でもニュースになっていましたが、(ロンドンからパリを結ぶ高速鉄道である)ユーロスターの計画運休がこの時既に始まっていました。英国のEU離脱を念頭に、フランス側の税関職員がストライキを起こしたのが発端のようですが、私の予約していた列車もまんまと運休。運良く事前に情報を掴み、数時間後の列車を予約できましたが予定より到着は遅れ...💦



初日のメインのアポは、数時間遅れでなんとか実現✨
パリを代表する高級テーラーCIFONELLI(チフォネリ)へ!




パリ自体久しぶりだった事もありますが、「スーツ好きなら知らぬ者はいない」と思われるこの名門テーラーを訪問するのは実は初めてでした...有名なシャンゼリゼ通りのちょうど中央辺りからものの数十秒入った伝統的なビルの2階に、この「フレンチテーラリングの殿堂」とも言えるサロンは存在しています。



さりげなく飾られたジャケットは、胸ポケットまでパイピング付きフラップが奢られ、あの有名な「フィッシュマウスラペル(魚の口の形に見える、襟の継ぎ目の形状)」と相まってすごく特徴的。フランス流のエレガンスを教えてくれます...


同じフロアにあるカッティングルームやテーラリングルームも見せていただきました。
50名近いスタッフがいるそうで、規模も他を凌駕しています。



なんとこの日は、4代目当主であるロレンツォ・チフォネリ氏自ら案内していただきました✨
元々イタリア系である同家は初代がローマで開業、2代目がパリに移ってからは各界のセレブリティや諸国の王族が贔屓にする欧州きっての名門テーラーとしてその名を馳せています。
「ちょっと着てみて」と渡されたジャケットは、自分のサイズではないのにも関わらずもの凄く軽い着心地でびっくり!
この「着心地」がチフォネリのスーツの大きな特徴だそうで、色々とプレッシャーの多いハイクラスの方々にファンが多いのも納得!でした...



翌日は久しぶりに生地の総合展RREMIERE VISION(プルミエール ヴィジョン)へ。
メンズのドレス向け素材(スーツ地など)は完全に軸足がミラノの展示会に移ってしまっていますが、レディースやファンシー素材ではやはり存在会が高いのがこの展示会です。



最後の夜は、英国の学生時代から20年を超える付き合いになる、友人アルノーとキャッチアップのディナー🍴
なかなか会えない友人との再会は、本当にプライスレスな時間ですね...
色々な思い出のあるパリは、やっぱり今でも大好きな街です!