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EDWIN WOODHOUSE NEW COLLECTION

8/18/2014


夏休みが終わり、今日から仕事始めの方も多いかと思います。
弊社も本日より業務再開!秋冬シーズンの本格スタートと共に、来年の春夏シーズンのセレクトも大詰めを迎えます。

今回は洋服好きにファンの多い英国の人気メーカー EDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)の新コレクションのご案内です。




まずはSUPER150'S(直径約16ミクロン)の原毛を使用したプレミアムスーツ地、DIGNITY(ディグニティー)。今のトレンドを取り入れた軽快なデザインの数々は見ていて楽しくなります。
また、秋冬物としては軽い260GMSというウェイトは日本では3シーズン(秋・冬・春)着用で、汎用性の高さも魅力です。
#同じ3シーズン向けでも、平織りのものは春・夏・秋が対応シーズンとなります。特にコートなどを着る時期には季節外れ感が否めませんので、セレクトにはご注意ください!




こちらは人気のジャケット地 HYDE PARK(ハイドパーク)です。カシミア混のしっかりとしたボディーながら300GMSと若干ライトなセッティングが特徴的。マフラーなど巻物を合わせたり、アウターを羽織ったり、秋冬は着こなしの幅が広がりますね♪




こちらは昨シーズン登場して人気を博した、名作「3PLY」の復刻版VINTAGE TWIST(ヴィンテージ・ツイスト)。経糸(縦糸)にEDWIN EOODHOUSE伝統の3杢糸を使用し、ざっくりとしてクラシックな往年のクオリティーを再現しました。ウェイトは300GMSに抑えられているので、全く気負わずにこの雰囲気をお愉しみいただくことができます。

コレクションの詳細はこちらから




1857年創業の名門メーカーであるEDWIN WOODHOUSEは数年前に大手服地製造グループの傘下に入り、現在服地の生産は同グループの高級工場TAYLOR & LODGE(テイラー&ロッヂ)で行われています。使用される糸や、製織のセッティングなどは勿論以前と変わりません。




提携のフィニッシング専門工場で行われる仕上げ工程も、旧式機械を使い時間と手間をかけた英国伝統的なプロセスが採用されています。木製洗浄機で天然石鹸を使うウェットフィニッシングは、熟練の職人でないと仕上がりにバラつきが出てしまうそうです。

食べ物や衣類など身の回りのもの全般で、発展途上国に於いての作り手の顔が見えない大量生産化、低コスト化が進んでいますね。(ファストフード、ファストファッション)
残念ながらこれはスーツの世界でも同じことが言えますが、今でもこんなにこだわって織り上げられた服地を使って、(パターンオーダーからフルハンドまで多様な縫製ランクの中で)自分の好みとサイズにフィットする1着をオーダーできるのも事実でこれは幸せなことだと思います。(選択の多様性に関しては私が知る限り日本が一番成熟しています)

今シーズンもそんな「スローファッション」をぜひ愉しんでください!