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CHRISTMAS 2018

12/25/2017


「クーリスマスが今年もやってくる~♪」というフレーズをよく聞くな~、と思ってたいたらあっという間にやってきましたね!?
小さなお子様のいるご家庭では昨晩ご苦労様でした!
こちらは英国最大のファミリー(服地)マーチャント LBD-HARRISONSが私宛に送ってくれたもの。
毎年違う絵柄が来るので楽しみにしています。




さて、トップページから(Facebookからも)お越しいただいた皆様はお気付きかと思いますが、弊社WS(ウェブサイト)のトップページがリニューアルされました!
また、本日よりスマホにも完全対応しています。
画面一杯の素敵なイラストは、「ANAカード」など様々な有名ブランド・企業に作品を提供されてきた人気イラストレーター ソリマチアキラさんによる書下ろし♪
これからシーズンごとに「場所」や「テーマ」を変え更新されていき、1年をかけて「四季」が完成する予定です。
ちなみに今回はロンドンのジャーミンストリートを舞台にしています...

Facebookページでは今回のリニューアルを記念したプレゼント企画を発表しますので、ぜひご参加ください!
問題:「イラストに登場する車の車種(ブランドまたはメイク)は何でしょうか?」

HARRIS TWEED

12/16/2017


いよいよ来週末はクリスマスイブ、そして翌日のクリスマス🎄とすっかり年の瀬になりました。
お家では大掃除、仕事では「今年中に済ませたい業務」などでやはりバタバタしますね💦

さて、寒さは年明けからがむしろ本番!
ここ何回か「冬の素材」を紹介させていただいていますが、やはり外せないのがツイード。
そしてツイードと言えばハリスツイードです!!




毎シーズンご好評をいただいている弊社のハリスツイードコレクション。
今季も41柄と大充実です!




バリエーションに富んだ無地物から、カントリーテイストのチェックまで揃い「どれにするか迷ってしまう」という方も多いと思います。
そんな時の私のお勧めはブラックウォッチとブラウンウォッチ!
某大手百貨店さんのショッピングバックでも有名で、日本人には馴染み深いデザイン。
ユニセックスでコーディネイトし易く、飽きもきにくいのでハリスツイードでもやはり人気が高いようです。




話は変わるのですが、3年前にハリス&ルイス島を訪れた際にいただいたこちらの本。
イアン・ローソンさんという方が、ハリスツイードとこの島の文化を美しい写真の数々と豊富なテキストで綴った力作(重量も4キロオーバー!)なのですが、社内でしまいこんでしまいしばらく行方不明になっていたのです💦
最近見つかりほっとしました...




スコットランド北西部、アウターヘブリティーズ群島の島の一つであるハリス&ルイス島は、木も殆ど生えないほど過酷な自然環境ですが、ときおり垣間見せてくれる景色は神々しいものであったりもします...




1993年に英国国会が定めた「ハリスツイード条例」の原文です。
「ヴァージンウールを用い、全ての工程が島で完結。製織は島民の自宅に於いて人力で行われなければいけない」ことが明記されています。

昨年の冬は、以前から増えていた「ハリスツイードを僅かしか使用しない/商標の不適切利用商品」が大きな話題になり、経済紙やラジオでも取り上げられました。
私も微力ながら協力させていただきましたが、(今のところ)状況はかなり改善されてきているように見えます。

たくさんのストーリーが詰まった「唯一無二のツイード」。
まだお持ちでない方は、ぜひ1着お試しください♪

LUXURY CASHMERE

12/09/2017


いよいよ本格的な冬へ...
アウターやマフラー等のアクセサリーなど「装いの愉しみ」が増す時期ですが、これからはやはり「防寒」がキーワードになってきますね。
そうカシミアの季節到来です!

素晴らしい肌触りや着心地、そして抜群の保温性に恵まれ、「最もラグジュアリーな獣毛」の一つとして知られるカシミア。英国で最も高い格式を誇る名門メーカー、JOHNSTONS OF ELGIN(ジョンストンズ オブ エルガン)のカシミアコレクションを紹介させていただきます。




スコットランド北西部のアバディーン近郊にある工場を、今年の7月に訪れた際の1枚。
創業200年を越える同社は、なんと「英国で初めてカシミア原毛を使い生地を織った」企業でもあります。
「素材へのこだわりの高さ」は言うまでもなく、主にモンゴルなどの産地からクオリティーの高い繊維のみを取り寄せているそうです。




そして生地になったのがこちら!
ネップの入ったツイード調のものから、オーセンティックなチェックまで。
クオリティーの高さはこの小さいスワッチからでも分かりますよね...そして、着ると最高に暖かいんです!




ジェントルマン(レディーも!)一着は持っていたいカシミアコート♪
近年キャメルカラーが注目されていますが、できる大人は素材の違いで魅せたいところです。

とっておきのジャケットやコートに... まずは店頭で実際の生地に触れてみてください!
その素晴らしい質感にはきっと驚かれるはずです♪

FLANNELS

12/02/2017



「冷夏」や「暖冬」という言葉に近年は慣れてしまいましたが、今年の秋(冬)は早くから冷え込むようになりましたね!
この業界にいてよく思うのは「ファッションのシーズンレス化」です。
春夏でも、秋冬でも「3シーズン」がキーワードとなり、少しでも長く着用できる生地が好まれる傾向になっています。

でも、ちょっと待ってください!
特に寒い冬は薄い生地のスーツを暖かいインナーやアウターでごまかさず、この季節ならではの素材で一味違う装いを楽しみませんか?

今回は古今東西でダンディー達に愛されてきたフランネル素材の中でも気骨のある純英国製、そして今季リニューアルされたばかりのコレクション HARRISONS(ハリソンズ)のWORSTED & WOOLLEN FLANNELS(ウーステッド&ウールンフランネルズ)をご紹介させていただきます。




まずは340gmsと通常の秋冬スーツ地のウェイトに近い、ウーステッドフランネル!
「ウーステッド」とは原毛・紡績の種類・手法を表し、一般的なスーツ生地と同じく梳かれた長い原毛から糸を作ります。
程よい起毛感で、フランネルとしては少し長く着用できます。
大柄でもベースカラーに馴染んだデザインが新鮮な新色柄!




「プリンス オブ ウェールズ」と呼ばれる伝統柄も、フランネルの優しい質感により着こなし易い印象です。




「フランネルならやっぱ紡毛でしょ??」という通な貴方には、420gmsのウールンフランネルを!
ウールンとは「梳く」ことができない短く太い繊維をカーディングという工程で糸にし、生地の仕上げもより深く起毛します。(いわゆる「毛布」に近いイメージかも知れません)
着用できる期間は少し限られますが、男らしさを際立たしてくれ冬でも暖かいまさにこれからのシーズンに最適な生地です!

お好みに合わせて上記2種類のフランネルをチョイス可能。
これからどんどん寒くなってきますので、これからのオーダーでも十分間に合いますよ!!

ACL2017 FINAL

11/26/2017


ニュースでご覧になられた方も多いかと思いますが、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の決勝第2戦が昨日埼玉スタジアム2002で行われ、日本を代表して戦った浦和レッズが2戦トータル2-1でサウジアラビアの強豪アルヒラルを撃破!10年ぶりのアジア王者に返り咲きました!!




今年は選手や球団スタッフが着用スーツするスーツにHARRISONSが生地を提供させていただいていることもあり、この大一番にお招きいただくことができました♪
リーグ戦、国内カップ戦とはちょっと違うプレミアムな雰囲気。AFC(アジアサッカー連盟)関係者とみられる外国の方もたくさんいらっしゃいました。




ビッグマッチだけあって、チームOBの方や宮様(高円宮妃殿下)もお越しになられていました。
こちらは浦和レッズの名選手、名監督として活躍されたブッフバルトさんです!




さあ試合開始!6万人サポーターで超満員となったスタジアムは、かつてないような物凄い熱気で包まれていました💦
前半は0-0。互角な渡り合いで折り返し、後半78分に相手がレッドカードで一人欠くと...




ついにゴール!!!!!
88分、ラファエル・シルバ選手がペナルティーエリア内に滑り込むと、タイトルを大きく手繰り寄せる強烈なシュートを決めました✨✨




その後はしっかり守り抜き、2戦合計で2-1という素晴らしい内容で浦和レッズは栄えあるアジア王者の座を手にしました!!



こちらは先月HARRISONSのジェームス・ダンスフォード社長がガンバ大阪戦にお招きいただいた際の一枚。
さっそく知らせたところ、もの凄く喜んでいました♪♪

この優勝により、レッズは12月6日(水)にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕するFIFAクラブワールドカップ2017への出場が決定。初戦では9日(土)、アル・ジャジーラとオークランド・シティの勝者と対戦します。そこで勝つと、次の対戦相手はなんとレアルマドリッド!!
HARRISONSの生地を纏って戦いの地に赴く選手たちの、更なる飛躍・活躍を願っております。
(MANY THANKS TO AZABU TAILOR)

AW2018 COLLECTION

11/15/2017


落ち葉が目立つようになり、いよいよ本格的な冬の到来もすぐそこに... というところですが、
弊社では来年の秋冬(AW2018シーズン)に向けた展示会を開催中です!

7月、9月にミラノやパリの服地展示会でお披露目された、有名服地ブランドのフルコレクションをご紹介する特別な機会。アパレルメーカー様への原反販売や、小売店様に向けてはアイディアソースをご提供する場になっています。

こちらはイタリアを代表する有力ミル VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ バルべリス カノニコ/VBC)のフルコレクション。「フィーラー」と呼ばれる手前の大きな生地ハンガーで感触を確かめ、奥の冊子のスワッチ(生地のカッティング)で色柄を見ていきます。




VBCほどの規模になると各シーズンの打ち出しもしっかりしていて、AW2018シーズンは“オランダの博物学者、アルベルトゥス・セバの自然標本を収集した名著「Cabinet of Natural Curiosities(博物宝典)」から、自然世界の驚異とヴィターレ・バルベリス・カノニコのファブリックの類似を紹介”とした可愛らしいプレゼンテーションとなっています。




こちらは日本にファンの多いHARRIS TWEED(ハリスツイード)のフルコレクション。
圧巻の色柄数です!




レディースの生地も一部あり、メンズとはかなり違うテクスチャーやデザインを見れるのが新鮮だったりします♪

皆さま、冬に向けた準備はもうお済みですか!?

NEON

11/09/2017



1846年創業。英国の歴史あるカントリー服地マーチャントでありながら、進化を欠かさないことで時代を越えて輝き続けるW. BILL(ダブリュー ビル)。

今季発表されたNEON(ネオン)は、新しいコンセプトのアーバンツイード。
その最大の特徴は、「マイクロガラススフィア」という特殊加工がされたヤーン(糸)による暗所での光反射です。サイクリングやカントリースポーツのシーンに於いて、高い視認性とオリジナリティーが周囲の目を惹きます。

既に各所で話題となり多くのオーダーをいただいておりますが、この服地が持つ機能を如実に見せてくれる画像が本国より参りました♪




それがこちら!
「マイクロガラススフィア」の威力が一目瞭然ですね✨

デイタイムは「ファッショナブルなツイード地」、そしてナイトシーンで光を
浴びるとその表情を一変させる唯一無二の生地です。
シティーでも、カントリーでも「他とは違う一着」をぜひ!

NAPOLI

11/02/2017


前回(7月)の出張の話題も最後になります。
随分時間が経ってしまい申し訳ありません💦

ナポリ近郊での週末を楽しんだ後、月曜日は午前中にARISTON(アリストン)ブランドで知られる老舗マーチャントIMPARATO(インパラート)社を訪問。
アメデオ社長自ら、AW2017向け最新コレクションの概要を熱く語ってもらいました。
これにはARISTONファンのお取引先様方にもお喜びいただけたようでした♪




そして、市内に戻りテーラー訪問。
ナポリを代表するサルトリアの一つ、SOLITO(ソリート)ではジェンナーロ氏とルイージ氏の親子で歓迎していただきました。こちらにお邪魔するのは2回目で、ルイージ氏には東京でもお会いしていましたが、本当にフレンドリーなファミリーです♪




日本にもファンの多いジェンナーロ氏。
年季の入ったアイロンを、滑らかに動かしている様には思わず見入ってしまいました...




これぞナポリスタイル!
ルイージ氏は型紙を使わず生地に直接チョークを入れていきます。
型紙を使うサヴィル・ロウ式を見慣れている私には新鮮で、躊躇なくリズミカルにラインを描く高いスキルには さすが!の一言♪




以前はLONDON HOUSE(ロンドンハウス)の名前で知られていた名店、RUBINACCI(ルビナッチ)にもお邪魔してきました。あいにくもう工房は閉まっていましたが、イタリアの政財界人を多く顧客に持つ店だけあってやはり貫禄のある店構えです。

この後、ミラノの服地展示会に1日行き全ての行程が終わりました。
今回は英国、イタリア共に(私としては珍しく)お取引先様のアテンドがメインで、お蔭様で充実した旅になりました!

WEEKEND IN NAPOLI

10/31/2017


もう10月も終わろうとしていますが💦、前回の出張(7月)の模様の続きを書かせていただきます。
スコットランドの北東部のアバディーンから飛んだのはナポリ✈
一気にヨーロッパの北から南に下った感じで、その気温差はかなりのものでした。

金曜日に到着して日本からのお取引様方と合流。
週末はナポリ近郊の観光を楽しんでいただきました♪

と、くればやはりカプリ島!




「青の洞窟」にも無事入れました!
気象条件等で入れないこともあり、「島に3日いたのに入れなかった!」という方もいらっしゃいましたが、有難いことに今のところ3連続で入れています。
なんか今回は時に青かったような✨




翌日はポンペイ遺跡へ。
皆様やはりそのスケール、ストーリーに圧倒されたようでした...




そしてドライブを続けアマルフィーへ!

なんて書いているとすでに夏が恋しくなってきました。苦笑
来週は仕事の模様を書かせていただきます。

JOHNSTONS OF ELGIN -Ⅱ-

10/19/2017


なんと200年以上にも及ぶ歴史を誇る、スコットランドの名門ミル JOHNSTONS OF ELGIN(ジョンストンズ オブ エルガン)。現在も素晴らしいコンディションが保たれているこちらの建物は...




創業時に撮られた一枚の写真。今も経営に携わるジョンストン家、ハリソン家の人々が居並ぶこの玄関は、まさにこちらなのでした!!前回触れさせていただきましたが、同社の栄光の歴史の1ページを象徴するこちらの写真は、ミュージアムスペースにも飾られています。




生産工程を見学する前に、貴重なアーカイブの数々を見せていただきました。
こちらは繊細なグラデーションのカラーサンプル...




同社が英国で初めてカシミア原毛を買い付けた時の記録。
1851年というと日本は幕末の嘉永4年、ロンドンでは第1回の万国博覧会が開催された年でした!




そして10数年ぶりに工場内へ...




ちょうど秋冬シーズン向けにフル稼働していて、時期的にマフラー、ストール類が多いようでした。
ブランドが写ってしまうのはNGとのことでしたが、女性が憧れるバッグで有名なあのメゾン(分かっちゃいますかね?笑)の製品がたくさん流れていました♪




マフラー類のように、しっかり起毛させるカシミア製品では今もティーゼル(あざみの一種)の実を使用しています。

日本もいよいよ寒くなってきましたね...
スコットランドの北端でゆっくりと織り上げられたJOHNSTONSのカシミア製品を、貴方のワードローブにこの冬ぜひ如何でしょうか?

JOHNSTONS OF ELGIN -Ⅰ-

10/09/2017


ロンドンを離れ向かったのはスコットランド北東部の街アバディーン。
一泊した後、さらにローカル電車で約1時間かけて訪れたのは、スコットランドを代表するミル JOHNSTON OF ELGIN(ジョンストンズ オブ エルガン)。
十数年振りとなる再訪でした。




主にカシミアを始めとする高級獣毛を得意とし、カシミアニットの工場も加え700名以上のスタッフを抱えるJOHNSTONS。なんと200年を超える歴史を誇り、チャールズ皇太子のロイヤルワラント(王室御用達証)も預かるまさに「名門中の名門」です。
実は英国で初めてカシミア織物を生産したのも同社だそうです。

以前訪れた時も立派なカフェレストランと併設されたファクトリーショップがありましたが、今回訪れるとミュージアムスペースのある新たなショップがオープンしていました💦




一般のお客さんも同社のヒストリーやもの作りを解説した映像が見れたり...




「歴史的な生地がどうやって製品化されてきたか」を説明化するコーナーも...




日本では「タータンチェック」(氏族を表すクランタータン)が有名ですが、スコットランドの文化を語るうえで欠かせないもうひとつの生地「エステートツイード」(特定の地域を表す色柄)の生産でもJOHNSTONSは知られてきました。

写真の右に移っているパネル写真について、次回説明させていただきます!