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PORTBELLO MARKET

10/29/2012


少し遅くなりましたが先月の出張時のことを書かせていただきます。

パリの展示会の後にロンドンに入り、いつものように週末を過ごしました。
サヴィル・ロウのテーラーに立ち寄り色々情報交換をしたり、新しいショップや店頭の商品をチェックしたりがいつものパターンですが、昔から時間があると足が向くのがポートベローのマーケットです。
今回はホテルが徒歩約10分の場所(偶然にも学生時代に半年を過ごしたPrinces Square!)だったので、土曜日の朝に散歩がてら行ってきました。
毎週土曜日の1日しか開催しないこのマーケットは相変わらずの凄い人出です。

何年か前にオープンして以来賑わっているのが、Portbello RoadとWestboune Groveの交差点にある“ALLSAINTS SPITALFIELDS”という店。
日本のセレクトショップでも一部扱われている人気カジュアルブランドだそうですが、目を惹くのが店頭・店内にディスプレーされた大量のアンティークミシン!

ALLSAINTS SPITALFIELDS ショーウィンドー
SINGERを中心とした何百台ものアンティークミシンが立体的にディスプレーされ、一見するとミシン屋さんにしか見えません。(笑)
私も以前苦労してSINGERのアンティークを入手しましたが、これだけの数を揃えるのにはかなりの労力を要した筈です。


店内
今回は特に買い物はしませんでしたが、ここ数年会えずにいた人を探すことにしました。
学生時代から17年来の知り会いであるハドソンさんは、古い雑誌の広告(特にアールデコ調のもの)を装丁して販売するディーラーでした。
学生時代、そして出張時と毎年のように顔をあわせ、今まで100枚以上もの広告を彼から購入してきました。
一度高校時代の先輩から頼まれ、ROLEXの美しい広告シリーズを50枚探してもらい一括買い付けしたこともあります。
詳しくは>http://www.marukishi.co.jp/memorandum/diary.cgi?no=204

ちょうど今の“ALLSAINTS SPITALFIELDS”から20メートルほど西の場所にいつもブースを出していたのですが、ここ数年会えない状態が続いていました。
意を決して近くのブースの人に消息を尋ねたのですが、なぜか彼を知ってる人がいません。
もしかするとこういったアンティークブースもそれなりに出入りが多いのかも知れませんが、結局行方が分からず残念でした。

17年前に出会った時には既に70前後の歳に見えましたので、今はもう80台後半でしょうか。
毎週土曜日に欠かさずこのマーケットに立ち続けていた彼が、穏やかなリタイアライフを過ごしていることを願ってやみません。。。

SOHO IN TOKYO

10/22/2012
新 丸の内駅舎を背にしたルートマスター
先週の土曜日、東京駅丸ビル前を発着地として、Harrisons of Edinburgh150周年記念プレイベント“SOHO IN TOKYO”が開催されました。

17時前に出発地に姿を現した1965年式の2階建てロンドンバス“ルートマスター”は、なんと12月に上映予定の007最新作「スカイフォール」×コカコーラ(同映画のスポンサー)のAD仕様でオールブラック!
丸ビル前の多くの買い物客、観光客の皆さまからは注目の的で、写真を撮る大勢の方はともかく、乗り込もうとする方もいて整理に追われました。(笑)

そして、1便が17時に出発し、東京タワー、六本木、表参道、渋谷方面を巡るTOKYOナイトクルーズへ!

車内ではHarrisons(Harrisons-LBD)社長のジェームス・ダンスフォードによる挨拶・乾杯のあと、ビンゴ大会などで盛り上がります。
1便はお子様連れが多かった事もあり行く先々で沿道の方から手を振られ、子供たちは大喜びで振り返していました。

そして、19時にはシックでアダルトな雰囲気となった2便がスタート。
こちらは2時間のクルーズとなるため、ベイエリアを抜けてお台場を起点したロングコースです。

東京湾やレインボーブリッジの美しい眺めに車内からはため息が。。。
音楽もPARTY TUNEの新旧UKヒットが流れ、まさにSOHOでパーティーをしているような感覚に浸りながらお酒がすすみます。

そして1便と同じコースに入り、2時間はあっという間に過ぎていきました。

天気・気候が大変よかったのは幸運でしたが、ご参加いただいた多くの皆さまからお喜びの声をいただけたのは私たちにとって何よりものご褒美でした。
至らない点も多かったかと思いますが、ご参加いただきました皆様には心よりお礼申し上げます。

多くのお子様達で賑わった1便
2便は大人のパーティーに!

TWEED WALK & RIDE KOBE 2012

10/12/2012

前回の記事でも触れさせていただきましたが、来月の11日(日)に神戸・旧居留地で開催されるイベント、「ツイード・ウォーク&ライド 神戸2012」に弊社取り扱いのカントリー系英国マーチャントブランドPORTER & HARDINGがオフィシャル服地サプライヤーとして参加させていただきます。

『日本近代洋服発祥の地』である神戸から、日本の紳士の装いを盛り上げる事を主目的に発足した団体“神戸ブランメル倶楽部”の呼びかけで行われるこのシーズナルイベントはこれで4回目となりますが、今回は自転車でのランを交えた新しい試みとなります。

当日は自転車と徒歩による「スタンプラリー」や「交流会・トークイベント」、そして神戸のテーラー、セレクトショップによる「この秋のツイード・ウォーク&ライドスタイルの展示」など盛りだくさんの内容となる予定ですが、かくいう私も愛車(英国製自転車)持参のうえこのイベントに参加しようと思っております!

残念ながらスタンプラリーの申し込みは終了しておりますが、イベント自体の参加は自由ですのでお近くの方はぜひツイードを着て遊びにいらしてください!!

・日時 2012年 11月11日(日) 12:00 開会式 ― 16:30閉会式

・会場 (メイン) 旧居留地 神戸朝日ホール 1階ピロティー
      ( サブ) 神戸メリケンパーク、ハーバーランド、みなとのもり公園 他

<詳しくは>
http://www.kobe-bc.jp/event/event.html

HARTWIST

10/06/2012


今月は東京で“TWEED RUN”、そして来月は神戸で“TWEED WALK & RIDE”とツイードにまつわるイベントが続きます。
トレンドは「英国調」と言われてもう何年か経ちますが、オーセンティックなカントリーウェアのファンが楽しめるイベントが増えてきたことは服地業界としても大歓迎です。

個人的なことで恐縮ですが、私はこの「英国調」という言葉があまり好きでありません。
ファーストファッションが隆盛を極める昨今だからこそ、流行や表面的なデザインだけではなくその後ろにある英国の素晴らしい服飾文化にも目を向けていただければと思います。

さて、18の新色柄が追加された、PORTER & HARDING “HARTWIST”の新バンチがリリースされました。
チェヴィオット種とクロスブレッドと呼ばれる混血種のウールから紡がれた2種類のヤーンをツイストしてから織り上げられるこのユニークなツイード地は、今でも上流階級のカントリーウェア用としてサヴィル・ロウの老舗テーラーで多く販売されています。
(日本では限定展開)

とかく野暮ったく見られがちな伝統的なツイード地も、体にフィットしたオーダースーツ(ジャケット)でセンス良く着こなせば、こんなに格好いいものはありません!
タイドアップせずに、ハイネックニットと組み合わせるような遊び心のある着こなしも新鮮です。
今までトライしたことがなかった方も、今年はぜひ「調」ではない本物のスコティッシュツイードを体験してみてください!!

#PORTER & HARDINGは、2012年11月11日(日)に神戸・旧居留地で開催される「TWEED WALK & RIDE」(神戸ブランメル倶楽部主催)のオフィシャル服地サプライヤーです。