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SPRING RAM

4/23/2020

今季初めてのリニューアルとなったHARRISONSのユニークなコレクション、SPRING RAM(スプリング ラム)のご紹介です!

チェビオットウールなど英国原産のウールを50%以上使用し、製織、仕上げなどの工程を「英国服地の聖地」ハダスフィールドの20㎞圏内で行うなど、地域に根差し環境にやさしい点も評価されていますが、一番大切なのはやはり品質♪


粗く、弾力のあるウールに撚りをかけた2ply、3plyの糸でざっくりと織り上げているので、ワイルドなハリ感と素晴らしい通気性があり、このしっかりとしたウェイトでも夏の快適性、機能性を実現してくれます。

もともと無地のみの展開でしたが、こんなチェック柄や。。。



飽きのこない千鳥格子もいいですよね✨


個人的には、ベージュやグリーン系のこんな洒落たカラーを着こなす紳士って、最高にエレガントだと思います!


巻末に1マークずつ入っている3plyのネイビースーツ地と、ホップサックのブレザー地は、「世界を飛び回るビジネスマン」のトラベルスーツ、ジャケットにおススメです✈

既成スーツでは殆どお目にかからない希少性と、1年のうち冬以外の長いシーズン、様々なシーンで活躍する汎用性の高さが自慢のコレクション。ぜひ一度お試しを!!

ABACUS

4/15/2020



新コレクションのご紹介、まだまだ続きます!

英国最大のファミリーマーチャントグループであるLBD-HARRISONSの中でも、SMITH WOOLLENS(スミス ウールンズ)は通好みの生地が多いことで知られ、ロンドンの老舗テーラーのカッター達からも高い評価を受けているブランドです。

こちらのABACUS(アバカス)は、ローマ時代に使用された「計算機」からインスピレーションを得たネーミングで、歴史から未来へと繋がる「今」に於いて輝きを放つ、魅力的な服地への探求を表しているそうです✨



さて、どんな生地かと言いますと。。。
「平織、アバウト300gms」というスペックは、同じグループであるHARRISONSのFRONTIER(フロンティア)に近いもの。春から秋にかけて着用できる高い汎用性があり、抜群のハリ感により皴になりくい(なっても回復し易い)特性も共通しています。FRONTIERの300gmsに対して、こちらは300/320gms(こういった表記をする時は、「織りやカラーによってウェイトが異なる」事を表します)と若干ヘビーですが、そこはSMITH WOOLLENS!ドライでソフトな質感で殆ど違いを感じさせません♪

デザインはオーセンティックな英国調が中心で。。。



最近トレンドからはちょっと離れていたストライプも、このようにストライプカラーが地に馴染んだものは挑戦し易く逆に新鮮なのでは!?ブラウン、ベージュ系もしっかりカバーされていますので、ぜひバンチをチェックしてみてください!

LE STAGIONI BY VBC

4/06/2020

前回の出張の話題が終わったところで、そういえば「今季のニューコレクション」のご紹介がまだ殆ど出来ていないことに気付きました💦

今回は、毎シーズン大人気✨ イタリアの有力ミルNO.1、VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレバルべリス カノニコ)からのもう一つリニューアルバンチ、 "LE STAGIONI(レ スタジョーニ)"について書かせていただきます!




まずこちらは、近年洋服好きの皆さまからの評価が高い"4PLY(4プライ)"!
VBCのアイコニックなマテリアルである21マイクロンウール(繊細な毛を持つ品種と、太く強い毛を持つ品種を掛け合わせた交配種の特別な羊から採取される、弾力性のあるしっかりとした原毛を使用した)シリーズで、しかも4本の糸に撚りを掛けて織り上げられた何とも贅沢な生地なんです!
410gmsとヘビーウェイトながら、平織りならではの通気性で盛夏と真冬以外の長いシーズン着用可能。また、防シワ性&シワ回復力がバツグンに高いので、出張用の一着にも最適です✈



そして、こちらも毎シーズン人気の"MOHAIR TWILL(モヘアツイル/下)"と"MOHAIR QUATTRO(モヘアクアトロ/上)。同じモヘア使いの生地ながら、綾織りのMOHAIR TWILLは光沢がありまるでシルク混のようなリッチな表情。ちビジネスシーンだけでなく、ちょっとしたパーティー用にも活躍しそうです🍸逆にMOHAIR QUATTROは清涼感のあるシャリシャリとした肌触りで、「実用的な夏の一着」にぜひセレクトしていただきたいファブリックです!



こちらも大定番の"S110'S WOOL PRUNELLE(プルネル)"。
「綾織りの軽量240gms」というスペックは昔はそれほどメジャーではありませんでしたが(真夏でも上着を着るのが普通の時代には、綾織りで少し暑かったので)、近年は「真夏は上着はあまり着ないので、春先から長く着れる生地が欲しい」という若いビジネスマンからの評価が高まっているのです。日本の「衣替え」は元来6月1日ですが、若葉が新鮮なこの季節にタイドアップしてこんなストライプやチェックを着ていたら絶対ポイント高いですよね!?



ところで、このバンチの巻末にはフォーマル向けファブリックが編集されています。
以前に比べると日本はドレスコードが緩くなっていますが、海外に行かれる機会の多い方はぜひ(クリスマス時期のパーティーはタキシード着用が多く、何かの時に慌てないように!)タキシードを1着ご用意されることをお勧めいたします!

LONDON

4/01/2020


前回の出張の話題も最後です。
昨日までは「先月の出張」だったんですが、少しの間に欧州も日本も状況がすっかり変わってしまいました。。。
気を取り直して!

ナポリから向かったのは✈最終目的地であるロンドン。
毎度の事なんですが、ナポリからロンドンに入ると(同じ欧州の都市でありながら)あまりの雰囲気の違いに慣れるのに少し時間がかかります💦

宿泊するのは昨年から定宿にしている私の所属クラブ(ROYAL AUTOMOBIL CLUB)で、チェックイン時はヴィンテージのイタリア車がホールに飾られていましたが、(お披露目イベントがあったらしく)次の日一日だけ最新型(?)のフォーミュラカーに替わっていました✨ どなたかお詳しい方いらっしゃいますか??
 

 
 


到着した土曜の夜は食事の約束があり、サヴィル・ロウのショールームウォッチングをしながら約束のレストランに向かいました♪ ちなみに日曜日は市内&近郊で色々用事を済ませていたのですが、英国では珍しい「大嵐」の一日で交通が乱れて大変でした💦



翌日はお取引先様のアテンドで、南西方面へ。こちらはFOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)です🦊
訪問はお喜びいただけたのですが、実は朝も帰りも特急がキャンセルになったり(前日の悪天候の影響)でなかなか大変な一日でした😢


帰国前の最終日は、仕入先との打ち合わせの合間に再度サヴィル・ロウ。
HENRY POOLE(ヘンリー・プール)に顔を出した後、お隣り14番地にオープンしたばかりのHACKETT(ハケット)の旗艦店"J.P.HACKETTを"覗かせていただきました!

美しいジョージアン様式の建物は、伝説のオートクチュールハウスHARDY AMIES(ハーディ・エイミス)の本拠となっていたサヴィル・ロウでもアイコニックな場所で、HACETTはその優雅な雰囲気をしっかり継承しています。



この旗艦店は、RTW(既製服)、MTM(オーダーメイド)に加えフルビスポークスーツのサービスを提供するHACETTでも初の場所。ヘッドカッターのホアン・カルロスさんとも色々とお話ができました✨
彼はスペイン出身のテーラー3代目で、「HACKETTの記念すべきサヴィル・ロウ初出店に参加できて本当に光栄だよ」との事でした!



こちらは「グリーンルーム」と呼ばれるラウンジ。ビスポークスーツをオーダーする際などに利用できるようで、メイフェアのど真ん中とは思えないような贅沢な空間でした♪

ちなみにこちらは2Fにショールーム、3FはHACKETTのヘッドクオーターやファウンダーであるジェレミー・ハケット氏のオフィスもあるそうで、まさに同ブランドの「聖地」とも言えるサヴィル・ロウの新しいランドマークとなっています。