la mode europeénne sélectionné pour vous

SARTORIA ITALIANA BOOK LAUNCH PARTY

3/29/2018


英国やイタリアを中心とするヨーロッパの魅力を、クラフツマンシップと文化の視点から紹介されてきたジャーナリストの長谷川喜美さん。
この度、イタリアン・テーラリングを支える新旧の名店27店を、徹底的な取材と美しい写真の数々により紹介する「後世に残すべきマスターピース」とも言える珠玉の一冊、SARTORIA ITALIANA(サルトリア イタリアーナ)が誕生しました。

350年を超える高級服地製造の歴史を持つ名門ミル VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ バルベリス カノニコ/VBC)が、数々も名門サルトリアから、メンズスタイルに旋風を巻き起こす若きサルト、家族経営の小さな工房まで、イタリア半島を南北に縦断しての現地取材を全面サポート!

この本の刊行を記念したパーティーに昨晩お邪魔してきました♪




会場は代官山蔦屋書店の2Fにあるラウンジ Anjin。
雰囲気のいい落ち着いた空間には、開場直後から多くの業界関係者が訪れました。




MEN'S EX等、数々のファッション誌でご活躍の有名モデル デヴィットさん。
「モデル界随一のスーツ好き」として知られる彼とは、近況や業界の話で盛り上がりました♪




港とニューヨークで高級セレクトショップ THE ARMOURY(ジ アーモリー)を経営されている、業界の有名人マーク・チョーさん(写真左)にも久しぶりに再会。もしかしたら、再来月にニューヨークに行く際にお店を案内していただけるかも...
右はいつもお世話になっている某大手百貨店のバイヤー様です。




場が和んできたところで、来日中のVBCイメージ&コミュニケーションマネージャー シモーネ・ウベルティーノ・ロッソ氏と、長谷川喜美さんのトークショーがスタート!


 



イタリア半島を縦断し、27軒もの新旧テーラーをタッグで取材したお二人による、スライドを見ながらの様々なお話や取材裏話は大変興味深いもの。来場者はシャンパン片手にしっかりと聞き入ります...
こないだお邪魔したSARTORIA SOLITOのジェンナーロさんの姿も!




本には掲載されていないこんなシーンを見ていると、イタリアに行きたくなってきませんか??
美しい風土、素晴らしい文化に恵まれたイタリアでは、今もストーリーとクオリティーに富んだ数々の服地やスーツが生み出されています。




お二人の楽しいトークを堪能し、この後はクローズまで久しぶりの皆さまとの再会をエンジョイしました✨

SARTORIA ITALIANA,,,
界の皆さまには(長谷川喜美さんのご著書)SAVILE ROWに並ぶ「マストブック」であり、
洋服好きの方にもきっと楽しんでいただける本になっていると思います。
ぜひお手に取ってご覧ください!!

MILANO UNICA

3/24/2018


出張の話題の続き。
随分まえに感じてしまいますが、先月(始め)に訪れたミラノの生地展示会 MILANO UNICA(ミラノウニカ)のご紹介です。
シャツ地からレディース服地まで、複数の展示会の集合体である MILANO UNICAの中で、高級紳士服地にターゲットを絞ったエリアが私の行くIDEA BIELLA(イデアビエッラ)です。こちらだけは特別なパスが必要で、限られたバイヤーしか入ることができません。




IDEA BIELLAでは70を超えるメーカーが大小様々なブースを出展しています。
弊社取り扱いで、イタリア最大手メーカーであるVITALE BARBARIS CANONICO(ヴィターレ バルべリス カノニコ/VBC)のブースはいつも最も大規模なものの一つで、バーカウンターのあるサロンや、10を超える商談スペースがあります。VBCのようにメジャーで人気が高いブースは、アポが詰まっているため実質的に予約が必須です。





もはや服地メーカーの枠を超越するほどのクリエイティビティを誇るVBCでは、毎回趣向を凝らしたPR展示が行われています。「トラベルスーツ」をキーワードにした高機能素材のニューレンジ“SUPER SONIC(スーパーソニック)”は、こんなモダンでポップな展示で世界観が表現されていました。
他にもSS2019シーズンのテーマである「ベドウィン」からインスピレーションを得た、カーキやグリーンなど「アースカラー」の打ち出しが新鮮でした♪




こちらも弊社取り扱いのEDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)ブースでの一コマ。
同グループのTAYLOR & LODGEと共同で出展しています。



フランネルの名門FOX BROTHERS(フォックス ブラザース)では、(お互いが勘違いしていたようで)会えないと思っていた社長のダグラスと会うことができ、来季(AW2018)、来々季(SS2019)に向けた有意義な打ち合わせが出来ました✨「秋冬物」のイメージが強い同社ですが、近年は春夏物も充実してきておりSS2019も要注目です!

実はMILANO UNICA(IDEA BIELLAではなく)に出展しているあるメーカーから事前にコンタクトがあり、お邪魔して一気に意気投合してしまいました♪来シーズンには凄く面白いブランドをご紹介できる予定です...

ITALIAN PREMIUM TIE MANUFACTURING

3/20/2018
 
 

AW2016シーズンの展開スタートよりお蔭様でご好評をいただいている、イタリアのプレミアムタイブランド"ALBENI 1905(アルベニ1905)"。
創業よりタイ用芯地類のスペシャリストとして知られ、近年は有名ブランドへのOEMとオリジナルブランド "ALBENI 1905" で高品質ハンドメイドタイを供給。国内外での評価を上げてきました。

コモ、ビエッラ製の上質な生地を使い、主にコモ近郊の協力工場で丁寧に生産されるALBENIのタイ。今回の出張では、初めて同社の協力工場にお邪魔してきました✨
 



名前は出せませんが、誰でも知っている超有名ブランドのタイも手掛けるこちらの工場では、全て手裁断で生地をカットします。何枚もの生地をまとめて切るのはなかなか難度が高そうでした...




こちらが一本分の生地と裏地で...



芯地を入れ...




自宅で作業を行う縫製担当の職人に送る為、針を大量に使いしつけ(仮留め)ていきます...
弊社でもタイを扱う際はしっかり検針を行うのですが、この工程を初めて見て「納得!」でした。




こちらが縫製に送る準備が整ったもの。
熟練の職人が、柔らかく、それでもしっかりと強度を与えながら絶妙な塩梅で縫っていくそうです...



こちらは縫製が終わり帰ってきたタイを検品後、札などを取り付ける作業。
これで完成です♪



今まで制作した全てのタイの生地を保管してあるアーカイブルームも見せていただきました。
凄い数です💦




ランチの後には、別の場所にあるシルク生地のサプライヤーにも連れて行ってもらいました。
SS2019シーズンには私のセレクトが一部反映されている予定ですので、ぜひご期待ください!

SARTORIA SOLITO

3/02/2018


欧州出張の話題に戻らせていただきます。

往路(経由便)のトラブルで金曜日に本来の仕事ができなかったものの、ARISTON(インパラート社)の厚意で土曜の朝に訪問が叶いました♪実は金曜日にはもう一つのアポがあったのですが、幸運にもこちらも土曜日の午後に変更してもらうことができました。

こちらはナポリを代表するサルトリアの一つで、日本のアパレル・プレス業界人にも多くのファンを持つSARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)です!




実は今回のナポリ滞在の目的の一つは、念願の「ナポリタンスーツの最高峰」を体感すること!
「土曜の14時までは工房で仕事してるから来てもらっていいよ」との事で向かい、近況を話し合ったあとに早速採寸。
親父さんのジェンナーロのメジャーリングで、息子のルイージがテキパキと記入していきます。






「今度ナポリに来る時に、2日あれば仮縫い2回するから!」との言葉に、まだ見ぬMy Suitへの期待が膨らみます✨
ナポリタンスーツの特徴の一つは「型紙を使わない直裁断」。親子のどちらがカットしてくれるのでしょうか!?






こちらは私のホテルの近くにあるパスタ専門店。日本のお米屋さんと同じ感覚なのか、とにかくたくさんの種類のパスタが売られています。今回は荷物の都合で買えませんでしたが、今度入ってみたいと思います♪