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BENSON & CLEGG

9/29/2017


ハダスフィールドを日帰りで訪れた翌日、夕方のフライトまで時間があったのでウェストエンドを少し散策しました。
こちらはピカデリーストリートとジャーミンストリートを繋ぐ有名な「ピカデリーアーケード」に店舗を構える、知る人ぞ知る名店 BENSON & CLEGG(ベンソン&クレッグ)。

洋服好きな方は「カフスやボタンが有名」、「チャールズ皇太子御用達」というイメージが強いかも知れません、こちらは創業以来あくまでもテーラーを本業としています!




実は弊社は今季からこちらの商品を扱わせていただくことになり、ちょっとご挨拶を。。。
こちらはディレクターの一人、バリー・オースティン氏。にこやかに迎え入れていただきました♪
1階ではアクセサリー類を扱っていて、場所柄ふらっと来店し買っていかれる方も多いそうです。




2階のアトリエも見せていただきました。
こちらはヘッドカッターのオリバー・クロス氏。
短い時間でしたが話が盛り上がり、写真を撮る時はわざわざダブルの上着を着てくれました。

BENSON&CLEGGのアイコンの一つで、ビンテージのコインを一つずつエナメル塗装した「コインカフス」の販売がオーダーショップさんで始まっています。見かけたら、ぜひお手に取ってご覧ください!

HUDDERSFIERLD

9/21/2017


英国出張の話題に戻らせていただきます。
サヴィル・ロウを訪れた翌日、お取引先の皆様とご一緒に特急で北へと向かいました。
久しぶりのハダスフィールドです!

「紳士服地の聖地」として知られ、イングランド北部のウエストヨークシャーに位置する街ハダスフィールド。
まず訪れたのは、1883年創業の名門ミルTAYLOR & LODGE(テイラー&ロッヂ)。
弊社取り扱いの老舗ブランドEDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)も今は同グループとなっており、実はこちらで織られています。

旧式のシャトル織機も、主にサンプル生地制作用として活躍しています♪




秋冬シーズンに向けて、ほとんど全ての織機が稼働中でした!




設備の新旧に関わらず、やはり服地のチェックは人の目で行われます。
メンディングと呼ばれるこの工程では、糸の抜けなども補正されます。
根気のいる作業です💦




この日は日帰りだったので、駆け足でW T JOHNSON(W T ジョンソン)へ!
フィニッシング(仕上げ)の専業工場で、ハダスフィールド周辺で生産される高級服地の半分以上を手掛けていると言われている「英国高級服地作りには欠かせない」場所です。




廻っている様々なブランドの生地や、特殊な機械など写真にとれないものも多いのですが、「現場たたき上げ」のノリのいいマネージャーに色々と説明していただきました。
一言で「フィニッシング」と言ってもその塩梅が非常に大切で、クライアントの要求に応じて様々な調整が必要になるそうです。。。




こんな木製のウォッシングマシーンも現役で、「使いこなすにはなによりも経験が大切」とのこと。。。
イタリアではまずお目にかかれないスローな物作りを見ると、なんだかホッとします。

久しぶりのヨークシャーで、充実した一日を過ごすことができました♪

FIRST VISIT TO NYC

9/12/2017


7月の出張の話題の最中ですが、先週初めて行きましたニューヨークの模様を書かせていただきます。本当は本日まで滞在予定だったのですが、事情があり先週の金曜日に急きょ帰国することが決まり、なんと(夜着、午前発だったので)実質的な滞在は1日という短いものでした。涙
でも、「世界一の都市」のパワーは十分に感じることができました♪

ホテルが近かったこともあり、到着後はすぐにタイムズスクエアへ!




いつもの出張では難しいのですが、今回はジョギング用のウェアとシューズを持参することができました。向かったのはやっぱり...




セントラルパーク!
「ランナーの聖地」と呼ばれるだけあって、多くの人が朝からジョギングやウォーキングを楽しんでいました。まさに都会のオアシスです✨




ニューヨークといえば、やはり「自由の女神」!




上陸はしませんでしたが、ボートですぐ近くまで行くことができました♪

「さあ、2日目!」というところで帰国になってしまったのでかつてない不完全燃焼ですが、今回出来なかったミッションが色々とあるので近い将来ぜひ再訪したいです!!

GIEVES & HAWKES

9/02/2017


出張の話題の続きです。
この日サヴィル・ロウでもう1軒お邪魔したのが、1番地の名店GIEVES & HAWKES(ギーブス&ホークス)でした。
以前は日本にも支店があったこともあり日本人には馴染み深いブランド。
軍服・礼服で現在も3つのロイヤルワラント(王室御用達証)を授かり、1771年から続く輝かしい歴史は今も続いています。

4年ぶりにしっかり見せていただきましたが、大きく変わっていたのは2階のアーカイブルーム!
空いていれば見学も可能なこのスペースは、「博物館的」だった以前の重厚な雰囲気から、モダンでクールな空間へと変貌と遂げていました♪




ディスプレーされていおるのは、儀仗兵用礼服の実物。
圧巻の眺めです!




ちょっと女性的なデザインの軍礼服が...




そう、こちらはダイアナ妃が生前着用されたものの実物なのです!
勿ろんGIEVES & HAWKES製。



同じく軍礼服に身を包んだこちらの容姿端麗な青年。
一体誰だと思いますか??




なんと、後の(第2次世界大戦時)の英国の首相、ウィンストン・チャーチルでした!
人の見た目は変わるものですね。笑




あいにくこの日は工事中で足場がかかっていたため建物の写真が撮れませんでしたが、1910年に撮影されたこの時と外装はほとんど変わっていません。
ただ、同店はビスポークスーツだけでなく既成スーツ、靴、アクセサリー類までトータルで扱っているので1階の店舗はブランドショップのようにモダンで高級感があります。




帰り際に、「秘密の階段」で地階に行き工房を見せていただきました。
下の写真の職人さんは、私が10年以上前に初めて訪れたときもいたベテラン。
他のベテラン職人の方に「あんた何度かここに来てるよな?覚えてるよ」と言われたのがなんか嬉しかったです♪

サヴィル・ロウは変化していないようで、実際は少しずつ変わっています。
それでも、多くのビルの地下の工房では今もこうやってビスポークスーツ制作の高い技術が継承されているのです!