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GIEVES & HAWKES

9/02/2017


出張の話題の続きです。
この日サヴィル・ロウでもう1軒お邪魔したのが、1番地の名店GIEVES & HAWKES(ギーブス&ホークス)でした。
以前は日本にも支店があったこともあり日本人には馴染み深いブランド。
軍服・礼服で現在も3つのロイヤルワラント(王室御用達証)を授かり、1771年から続く輝かしい歴史は今も続いています。

4年ぶりにしっかり見せていただきましたが、大きく変わっていたのは2階のアーカイブルーム!
空いていれば見学も可能なこのスペースは、「博物館的」だった以前の重厚な雰囲気から、モダンでクールな空間へと変貌と遂げていました♪




ディスプレーされていおるのは、儀仗兵用礼服の実物。
圧巻の眺めです!




ちょっと女性的なデザインの軍礼服が...




そう、こちらはダイアナ妃が生前着用されたものの実物なのです!
勿ろんGIEVES & HAWKES製。



同じく軍礼服に身を包んだこちらの容姿端麗な青年。
一体誰だと思いますか??




なんと、後の(第2次世界大戦時)の英国の首相、ウィンストン・チャーチルでした!
人の見た目は変わるものですね。笑




あいにくこの日は工事中で足場がかかっていたため建物の写真が撮れませんでしたが、1910年に撮影されたこの時と外装はほとんど変わっていません。
ただ、同店はビスポークスーツだけでなく既成スーツ、靴、アクセサリー類までトータルで扱っているので1階の店舗はブランドショップのようにモダンで高級感があります。




帰り際に、「秘密の階段」で地階に行き工房を見せていただきました。
下の写真の職人さんは、私が10年以上前に初めて訪れたときもいたベテラン。
他のベテラン職人の方に「あんた何度かここに来てるよな?覚えてるよ」と言われたのがなんか嬉しかったです♪

サヴィル・ロウは変化していないようで、実際は少しずつ変わっています。
それでも、多くのビルの地下の工房では今もこうやってビスポークスーツ制作の高い技術が継承されているのです!