la mode europeénne sélectionné pour vous

LE STAGIONI BY VBC

4/06/2020

前回の出張の話題が終わったところで、そういえば「今季のニューコレクション」のご紹介がまだ殆ど出来ていないことに気付きました💦

今回は、毎シーズン大人気✨ イタリアの有力ミルNO.1、VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレバルべリス カノニコ)からのもう一つリニューアルバンチ、 "LE STAGIONI(レ スタジョーニ)"について書かせていただきます!




まずこちらは、近年洋服好きの皆さまからの評価が高い"4PLY(4プライ)"!
VBCのアイコニックなマテリアルである21マイクロンウール(繊細な毛を持つ品種と、太く強い毛を持つ品種を掛け合わせた交配種の特別な羊から採取される、弾力性のあるしっかりとした原毛を使用した)シリーズで、しかも4本の糸に撚りを掛けて織り上げられた何とも贅沢な生地なんです!
410gmsとヘビーウェイトながら、平織りならではの通気性で盛夏と真冬以外の長いシーズン着用可能。また、防シワ性&シワ回復力がバツグンに高いので、出張用の一着にも最適です✈



そして、こちらも毎シーズン人気の"MOHAIR TWILL(モヘアツイル/下)"と"MOHAIR QUATTRO(モヘアクアトロ/上)。同じモヘア使いの生地ながら、綾織りのMOHAIR TWILLは光沢がありまるでシルク混のようなリッチな表情。ちビジネスシーンだけでなく、ちょっとしたパーティー用にも活躍しそうです🍸逆にMOHAIR QUATTROは清涼感のあるシャリシャリとした肌触りで、「実用的な夏の一着」にぜひセレクトしていただきたいファブリックです!



こちらも大定番の"S110'S WOOL PRUNELLE(プルネル)"。
「綾織りの軽量240gms」というスペックは昔はそれほどメジャーではありませんでしたが(真夏でも上着を着るのが普通の時代には、綾織りで少し暑かったので)、近年は「真夏は上着はあまり着ないので、春先から長く着れる生地が欲しい」という若いビジネスマンからの評価が高まっているのです。日本の「衣替え」は元来6月1日ですが、若葉が新鮮なこの季節にタイドアップしてこんなストライプやチェックを着ていたら絶対ポイント高いですよね!?



ところで、このバンチの巻末にはフォーマル向けファブリックが編集されています。
以前に比べると日本はドレスコードが緩くなっていますが、海外に行かれる機会の多い方はぜひ(クリスマス時期のパーティーはタキシード着用が多く、何かの時に慌てないように!)タキシードを1着ご用意されることをお勧めいたします!

LONDON

4/01/2020


前回の出張の話題も最後です。
昨日までは「先月の出張」だったんですが、少しの間に欧州も日本も状況がすっかり変わってしまいました。。。
気を取り直して!

ナポリから向かったのは✈最終目的地であるロンドン。
毎度の事なんですが、ナポリからロンドンに入ると(同じ欧州の都市でありながら)あまりの雰囲気の違いに慣れるのに少し時間がかかります💦

宿泊するのは昨年から定宿にしている私の所属クラブ(ROYAL AUTOMOBIL CLUB)で、チェックイン時はヴィンテージのイタリア車がホールに飾られていましたが、(お披露目イベントがあったらしく)次の日一日だけ最新型(?)のフォーミュラカーに替わっていました✨ どなたかお詳しい方いらっしゃいますか??
 

 
 


到着した土曜の夜は食事の約束があり、サヴィル・ロウのショールームウォッチングをしながら約束のレストランに向かいました♪ ちなみに日曜日は市内&近郊で色々用事を済ませていたのですが、英国では珍しい「大嵐」の一日で交通が乱れて大変でした💦



翌日はお取引先様のアテンドで、南西方面へ。こちらはFOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)です🦊
訪問はお喜びいただけたのですが、実は朝も帰りも特急がキャンセルになったり(前日の悪天候の影響)でなかなか大変な一日でした😢


帰国前の最終日は、仕入先との打ち合わせの合間に再度サヴィル・ロウ。
HENRY POOLE(ヘンリー・プール)に顔を出した後、お隣り14番地にオープンしたばかりのHACKETT(ハケット)の旗艦店"J.P.HACKETTを"覗かせていただきました!

美しいジョージアン様式の建物は、伝説のオートクチュールハウスHARDY AMIES(ハーディ・エイミス)の本拠となっていたサヴィル・ロウでもアイコニックな場所で、HACETTはその優雅な雰囲気をしっかり継承しています。



この旗艦店は、RTW(既製服)、MTM(オーダーメイド)に加えフルビスポークスーツのサービスを提供するHACETTでも初の場所。ヘッドカッターのホアン・カルロスさんとも色々とお話ができました✨
彼はスペイン出身のテーラー3代目で、「HACKETTの記念すべきサヴィル・ロウ初出店に参加できて本当に光栄だよ」との事でした!



こちらは「グリーンルーム」と呼ばれるラウンジ。ビスポークスーツをオーダーする際などに利用できるようで、メイフェアのど真ん中とは思えないような贅沢な空間でした♪

ちなみにこちらは2Fにショールーム、3FはHACKETTのヘッドクオーターやファウンダーであるジェレミー・ハケット氏のオフィスもあるそうで、まさに同ブランドの「聖地」とも言えるサヴィル・ロウの新しいランドマークとなっています。

ARISTON NAPOLI

3/24/2020

色々あり過ぎてなんか随分前に感じてしまいますが💦、先月の出張の話題の続き。今回はナポリです!
ミラノからの便は、恐らく風向きの理由で今回は海まで来てUターン✈
いつも泊まるホテルのある卵城(Castel dell'Ovo)周辺や、左の方にはヴェスヴィオ火山もよく見えました✨




今回も主要目的は、4代続くナポリの老舗服地マーチャントで、"ARISTON"ブランドで知られるIMPARATO spa(インパラート社)への訪問。なんと本年は、同社の1920年の創業より100周年の記念すべくアニバーサリーイヤーなんです!
(あいにく延期になってしまいましたが😢)4月に日本で予定していた記念イベントの打ち合わせを先に済ませ、弟社長ジアンパオロによる恒例の「新コレクション紹介タイム」を!

節目の年だけあり、またARISTONが最も力を発揮するサマーコレクションだけに、今季もお薦めが盛りだくさんでした✨  詳しくはこちら から



ナポリの美しい風景をバックに、モデルが実際にスーツやジャケットを纏って登場する力の入ったルックブックはARISTONの名物ですが、なんとバンチを含め毎シーズン自社内で制作する力の入れよう✨(印刷・製本は外部で、生地の裁断、貼り付けを全て行います)
この時は倍の人数の女性チームがランチで出ていて、男性陣が黙々と作業を進めていました。
ちなみに、2階のこのスペースは半期に一度のこの作業専用&皆さん全てバイトの方で、土地も人手も不足している国から来ている身としてはなんだか羨ましくなってしまう光景です。。。



こちらがそのルックブック。
実物はぜひ取り扱い店でお手に取ってご覧いただきたいのですが、撮影の裏側のムービーも今回公開されていますので、素敵な映像をぜひお楽しみください♪  SS2020 BACK STAGE
FORZA ITALIA!

VISITING ALBENI 1905

3/16/2020

出張の話題の続きです。
ご存知の通り、新型ウイルスの感染拡大が今一番深刻なイタリア。
展示会場のあるミラノも、翌日訪れたこちらのALBENI1905(アルベニ1905)もその中心である北部にあり。。。
一刻も早く自体が落ち着き、AW2020シーズンに向けた美しいタイの数々を届けてくれることを切に願いながら書かせていただきます!



この日は主に(2週間後に控えていた)マルコ社長の初来日の打ち合わせをメインに♪
芯地メーカーならではのこだわりを弊社展示会で直接PRしてもらうべく、持ってきてもらう素材の内容などを入念に詰めてきました。
>展示会の模様はこちら から


久しぶりに芯地の裁断を見せてもらいました!
ウール芯を機械に掛けられる大きさ(2mほど)まで切り、同時に裁断するコットンの芯地と重ね合わせながら数十枚まで積んでいき。。。


芯地の金型に機械で圧力を加え、まるでクッキーを作るときのようにまとめて型抜きしていきます。
この時大切なのは、表地と同じように45度の正確なバイアスになることだそう。
日本でもリテールの現場のプロ達から評価の高いALBENI1905のタイ、そのこだわりの高品質毛芯はこのように(ある意味)アナログな工法で仕上げられています!

MILANO UNICA

3/04/2020

帰国してから少し時間が経ってしまいましたが💦、先月の出張の模様を数回に分けて書かせていただきます!
「シャツ地からレディース生地まで」、複数の展示会の集合体であるMILANO UNICA(ミラノウニカ)が今回もスタート。
こちらのエリアが私がいつも行くIDEA BIELLA(イデアビエッラ)で、高級紳士服地のメーカーだけが出展でき来場者も特別なパスが必要になります。
まだヨーロッパでは始まっていませんでしたが、中国(そして一部日本も)が大騒ぎになっている時期なので中国からのバイヤーはほぼおらず、会場は例年よりも少し静かな感じでした。。。



まずは、FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)のダグラス社長と打ち合わせ。
(お陰様で)日本も市場も含め、バンチビジネスが好調な同社では今後も「更にコレクションを増やしていく」とのこと。次の秋冬シーズンや、更に来年の春夏シーズンのことなど色々と詰めることができました♪



昨年の登場以来人気が高い 春夏スーツ地FOX AIR(フォックスエア)や、今シーズン発表されたFOX JOURNEY(フォックスジャーニー)などの恰好いいイメージポスターが! 初めて見ましたが、弊社分も送ってくれるようで楽しみです💛



そして毎回事前アポ必須なのが、イタリアファブリック界の雄 VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ・バルべリス・カノニコ=VBC)のブースへ。こちらは相変わらず大盛況✨



先に商談(セレクション)を。SS2021シーズンのテーマは"URBAN FOREST(アーバンフォレスト)"で、高機能素材やエコフレンドリーな取り組みが更に充実していました♪ 最終的な弊社コレクションの策定はまだまだ先ですが、来春夏もぜひご期待ください!

VBCはIDEA BIELLAに出展するファブリックメーカーの中でも珍しく、ファッションブランドさながらのテーマ展示にいつも力を入れているのですが今回も行くと。。。 

 
なぜか車が。。。



私も車好きのはしくれなので見た瞬間に分かりましたが、こちらはイタリアの「国民車」の一つとして長年愛されてきた名車 FIAT PANDA(フィアット パンダ)。「なぜパンダ?」と思っていると、この車がここにある理由を教えてもらいました。。。


今年はPANDA誕生から40周年の節目の年だそうで、VBCはこの名車の初期モデルをなんと地球に優しい「電気自動車」にコンバートすることを決意。手がけたのはミラノのGARAGE ITALIA(ガレージイタリア)で、あのジャンニ・アリエッリ(FIAT元会長/希代のウェルドレッサーとして知られた)の孫でファッションブランドを手掛けるラポ・エルカン氏がプロデュースしています。通常は「パガーニ」や「フェラーリ」などのラグジュアリースポーツカーのカスタムを手掛け、レストラン/バーなども併設する同社との意外性が秀逸で、SS2021シーズンのテーマの"URBAN FOREST"と"PANDA"がまたうまくフィットしたトリプルコラボにまさに脱帽💦でした✨

私は英国留学中に兄弟車のFIAT UNO(フィアット ウーノ)に乗っていたことがあり、内外装が似ていることもあり(このパンダは外装だけでなく、内装もVBC服地を使用してレストアされていてピカピカでしたが)ちょっと懐かしい気分になりました♪

PARKOUR

2/28/2020

現在の日本は言うまでもない状況ですが😢、経済活動を止めてしまう訳にもいかないので落ち着いた時に楽しめる今季の一着について考えましょう!

「アクティブ&コンフォート」をテーマにした機能性素材の新ブランド、PARKOUR(パルクール)のご紹介です♪



ブックレット形式のサンプル、そして織ネームのスタイリッシュなデザインは、英国陸軍が採用していた「ウッドランドカモフラージュ」からインスパイアされたもの✨ 「都会をアクティブに駆け抜ける」このブランドのイメージを表しています。



イタリア製のプレミアムジャージー素材や。。。(ストレッチ)



春夏の大定番、シアサッカー。。。(ストレッチ、撥水、吸汗速乾)



オンタイムのスーツに最適なドレス生地など。。。(ストレッチ、防しわ、吸汗速乾)

今までオーダー向けでは少なかった機能性ファブリックが大集合しました。
ぜひ実際の生地に触れて、そのソフトさ、伸縮性を感じてみてください!

ALBENI1905

2/22/2020

今月は今まで海外出張やサプライヤー来日などでバタバタし、すっかりご無沙汰してしまいました!
出張の話題は後ほどさせていただきますが、先ずは今週行われた展示会(AW2020製品・アクセサリー)の話題を。。。

この展示会は、先月受注が始まったマフラー、コートなどのアウター、タイ、カフス等ドレスアクセサリーのサンプルを集めたもので、お取引先さまは実際の製品に触れながらご検討、ご発注をいただけます。(実はカフスでは新ブランドも登場したのですが、こちらもまた後日ご紹介させていただきます!)




なんと言っても今回の目玉は、4年前に取引が始まった北イタリアのタイブランド ALBENI1905(アルベニ1905/サイト)代表のマルコ・タルタリア氏の初来日!貴重なデッドストック生地を携えてきていただいての特別受注や、芯地メーカーである同社ならではプレゼンテーションとなんと製造のデモンストレーションも✨



せっかくなので、今回じっくりお聞きした同社のもの作りのこだわりについて書かせていただきます!





同社のタイを語るうえで、絶対に外せないのが芯地について。
タイ用芯地メーカーとして1905年に創設された同社で今でも事業の約70%を占めるのが芯地の卸で、量販タイ向けの安価なもの(ポリエステル)から、ウール100%のハイグレードのものまで幅広く扱っていますが、20年前にスタートしたオリジナルブランドのタイ作りに使用するのは最高品質のものだけ!
写真中央、右の二つが弊社(日本市場向け)で使われているウール100%の毛芯。
中央のウェイト220gms(㎡)のライトな芯地は表地がしっかりしたシルクジャガードなどに主に使用され、右のヘビーウェイト(350gms/㎡)の芯地は逆に薄手のプリント地に使用されます。実はライトウェイトのものはフランスの(あのモノグラムデザインで有名な💦)某メゾン系ブランド向けに同社が卸しているもの。ヘビーウェイトの方は1942年にマルコ社長のおじい様が特許を取った(現在は失効)特殊な2重構造で、イタリアの某名門宝飾ブランドのオリジナルタイに使用されているのと同じものです。では左の芯地はと言うと。。。
これはちょっと裏話なんですが、この芯地はビスコース(シルクの代替人工繊維)100%のもの。同社の製品ではないのですが、なんと(洋服好きならだれでも知っている)南イタリアの名門タイブランドで使用されているものとのこと。柔らかくて締めるのは簡単なのですが、弾力と耐久性が低いのでシワになり易く、取れにくく、長持ちしないのが難点💦
ALBENI1905のウール毛芯は美しいノットを作り、綺麗に落ち、一晩吊るすだけでコンディションが戻ります♪ウール芯地だけだと少し硬いので、コットン100%の薄い芯地を併用(表側)するのがポイントだそうです。



こちらは芯地の型紙。時代に合わせて少しづつデザインを変えているので、同社にはなんと500以上の金型があるそうです✨右の二つ(タイ幅8cm、8.5cm用)が日本向けのもので、「ハーフボトル」と呼ばれ滑らかな曲線を描いています。エレガントなスーツスタイルに合う、少し大きめで綺麗なノットを作るのに最適だそうです。
左の2本は「リニア」と呼ばれる直線的なデザインで、モード向けでシャープな印象のタイが出来上がります。



こちらが製造工程の説明、実演の風景♪
表地を裁断(大剣、小剣、中つぎの3パート/芯地と同じく正確に45度のバイアスでカットし伸縮率を合わせます)し、(3パートの接合とシルク裏地の取り付けのみミシンを使うので)作業済みのパーツを持ってきて中に芯地をセット。そしてピンで留め、形を整えていく作業を実演してもらいました!
この後は、手で優しくし糸を入れていき(ピンを抜きながら)、ループ、かんぬき留め、タグの取り付けも全てハンドでおこない出来上がります。
ALBEBNI1905のタイは全て南イタリアの協力工場で製造されていますが、同社のタイはなんと裏地のある大剣、小剣の先端以外は製造完了まで一度もアイロンを掛けないように指示しているそう!で、ご好評いただいている柔らかい締め心地はここにも秘密があるようです。また、同社のタイはかんぬき留めの位置が高いのでシルク裏地をより多く使いコストもかかりますが、これもラグジュアリーな質感に大きく寄与しています。。。



こちらの7FOLD仕様は裏地が無いので、アイロンを一切掛けません!厚手のシルクやウール地が最適で最高の締め心地ですが、ファクトリーブランドならではのリーズナブルな価格なので気軽にお楽しみいただけます♪
大剣や小剣の縁の折り返しも勿論手縫製で(生地がバイアスのためいずれにしても機械ではできないそうです)、こんな贅沢な仕様の7FOLDタイは(業界事情通の方によると)日本での製造がほぼ不可能になっているそうです😢

選りすぐりの表地(北伊コモのシルクやビエッラのウール)を自社自慢の芯地(勿論イタリア製のウール100%芯)に合わせ、縫製は優れたアルティジャンワークが今も伝わる南イタリアで。。。
今回の来日で改めて色々と同社のタイについて教えていただき、クオリティーの高さとお得さ(!)をもの凄く実感しました。アパレル業界新聞の記者さんにも取材していただきましたので、これからもっと業界内外にPRしていきたく思っております!




「新型コロナウイルス」がヨーロッパでも大きな問題になっているなか、果敢にも初来日していただいたマルコ社長。もともと日本に興味があったそうでアポの合間に観光すると大喜び!
六本木ヒルズ屋上からの夜景には大興奮で、ずっと動画を撮っていました。。。