la mode europeénne sélectionné pour vous

TALK SHOW

1/26/2014


先週の木・金と、弊社ではお取引先様向けの春夏物新柄展示会を開催いたしました。
新シーズンに向けた前哨戦は昨年始まっており、今月はもうサンプル(バンチ等)のデリバリーがスタートする月でもあるのですが、実際の新柄服地をご覧いただきながら今季のテーマなどをご説明するための大切なイベントとなっています。

そして最終日には、先月NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」でご活躍が紹介されたパリのテーラー 鈴木健次郎さんに関する新著を出された、気鋭のジャーナリスト 長谷川喜美さんによるトークショーが開催されました。

氏の現在に至る遍歴から、パリそしてヨーロッパの紳士服の歴史まで興味深いお話の数々を御披露いただき、お集まりのオーダー業界の皆さまも聞き入られていました。
質問コーナーではプロならではの専門的なトピックも出たり、私自身も大変勉強させていただきました。




折しも長谷川さんの近年のご著書はオーダー業界に関係するものが続いているのですが、大変有難いことに弊社の展示会でのトークショーは今回で3回目となりました。毎回多くのお取引先様にご参加いただき、トークショーの後の懇親会とともにご好評いただいております。
ご著書の数々は書店、ネットでお買い求めいただけますので、ご興味のある方はぜひお手に取ってご覧下さい!

SELECTION

1/20/2014


まだまだ寒い日が続いていますがオーダー業界では今月から春夏商戦がスタートし、弊社でもこれから続々とサンプルのデリバリーが始まります。
まだ秋冬物のご注文もある中、今度は次の秋冬シーズン(AW2014)のメーカーへの締め切り時期となる為、連日発注作業に勤しんでおります。

今シーズンの販売結果や在庫状況を基に、追加発注するもの、新しく加える色柄、そして新クオリティーなどを決めていくのですが、特に取り扱い量の多いブランドなどはこれがなかなか大変な作業なのです!



色柄は「スワッチ」と呼ばれる小さなカッティングで見ますが、各クオリティーには「フィーラー」と呼ばれる大きな生地が用意されていて、実際に触れながら質感を確かめます。




各メーカーともトータルでは大きなコレクションがあるので、スペックやプライスなどを考慮し日本のマーケットに合ったものをセレクトしていきます。
マーチャント(服地卸商)ブランドの場合は本国で展開されているものと同じサンプルを使用しますが、自社仕入れのミル(織物工場)ブランドの場合はこのセレクトが腕の見せどころ。
「これだ!」と思ったものが完売になると嬉しいものですが、いつもいい結果になるとは限りません。。。汗

早くも来月はパリとミラノでSS2015シーズンの服地展示会が開催されますが、服地業界は店頭での販売に先駆けいつも動いているのです。

NEW MERSOLAIR

1/14/2014


寒い日が続いていますが、オーダー業界ではそろそろ春夏シーズンが動き出す時期でもあります。
本年が“創業151周年”、英国を代表する生地ブランドの一つHARRISONSでは、人気のリネン・コットンコレクション “MERSOLAIR(メルソレア)”がリニューアルとなります。
新バンチの画像が本国より送られてきました。




日本でもクールビズの浸透などで近年リネン・コットン服地の需要が増えていますが、このMERSOLAIRは世界的にも人気の高いコレクションで、常時HARRISONSの売上上位に入っています。




「クラシック=地味」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、ヴィヴィッドな色使いも英国の伝統です。
こちらはコットン100%でカラードパンツに最適です。




今季新しく加わったウール&コットンのカレッジストライプ地。
ブレザーだけでなく、上下のスーツで着こなせば「お洒落の達人」と呼ばれること間違いありません!
リネン・コットン系の生地で今季の一着をお考えの方、ぜひお楽しみに!!
詳しくは>こちらから

#バンチのご用意にはしばし時間がかかりますのでご容赦くださいませ。
##(お取引先様へ)お取引状況を考慮の上サンプルをご用意させていただきますので、ご了承をお願いいたします。

ARCHIVE BOOK

1/06/2014


新年明けましておめでとうございます。
本年もこの雑記帳にお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

さて、本年初めの記事では、先日お取引先様からお貸しいただいた一冊の古書について書かせていただきます。
その名は「補正読本」。




既製服がそれほど普及していなかった時代、日本国内には数千と言われる注文服店が存在していました。業界新聞や専門紙なども多数あり、業界が活気に溢れていた時代です。
こちらの本が発行されたのは昭和32年の5月。東京オリンピックの7年前になり、価格は90円でした。
型紙作成にまつわることが網羅されており、技術の研鑽に熱心だった当時のテーラー達に愛読されていたそうです。




巻末には、弊社の広告がありました!
輸入服地が今より格段に高級だった時代、この本では唯一の輸入服地の広告。
今はあまり使われなくなった「舶来」という言葉には特別な響きがありました。

近年、輸入服地はぐっと身近になり、アジア諸国からの低価格品も輸入されるようになりましたが、マルキシはこれからも「思い入れが持てる一着」に相応しい高品質服地の取扱いを追及していきます。

2014年春夏シーズンの新サンプルも間もなくご用意が出来ますので、お楽しみに!
(NEW COLLECTION欄が更新されました)