la mode europeénne sélectionné pour vous

SPECIAL EVENT

7/26/2013
著者:長谷川喜美さん(左) 
写真家:阿部雄介さん(右)

現在開催中の弊社“AW2013 新柄服地展示会”会場に於いて昨晩、お取引先様をお招きしての特別イベントが開催されました。
メインは新書「ハリスツイードとアランセーター(万来舎)」を上梓されたジャーナリスト 長谷川喜美さんと、写真家 阿部雄介さんによるトークショー。
ハリス&ルイス島で撮影された美しい写真の数々を上映しながら、「世界で最も有名なツイード、ハリスツイードは、どんな環境でどうやって織り上げられているのか?」をテーマに色々なエピソードなども交えながら楽しいお話をお聞かせいただきました。


 

お二人のツイードとこの島に関する深い知識、そして実際の同島での体験に基づくお話の数々にご来場の皆様も興味深々。実際にハリスツイードの販売に携わられるオーダー業界の方々だけに、質問コーナーでは活発な質問をいただきました。


PENHALIGON'S パーソナルカウンセリング

そして今回のもう一つの企画が、英国王室御用達の香水ブランド PENHALIGON`Sさんにご協力いただいての「パーソナルカウンセリング」。
これは日本に於ける同ブランドの顔ともいえるPRの青木美郷さんに
、数ある香水の中から一人一人の好みやキャラクターに合った一本を選んでいただくもの。
香水への造詣、深い愛情とともに、ソムリエのように豊かな表現力でそれぞれの香りのストーリーを語る青木さんは業界でも一目置かれる存在なのですが、オーダー業界の皆様も香りの世界を堪能され、コーナーには最後まで人が絶えることのない人気ぶりでした。



懇親会

そして、長谷川さん、阿部さんのサイン会、パーソナルカウンセリングと並行して行われた懇親会では、冷えたシャンパンを片手に愉しい歓談の時間をお過ごしいただきました。

今回のイベントも多くの皆様のご協力をいただき、大変充実したものになりました。
お忙しいなかご来場いただいたお取引先様ともども、篤く御礼申し上げます。

TUSTING

7/22/2013


TUSTING(タスティング)という英国レザーブランドをご存じですか?
TUSTINGは1875年、皮革産業の聖地英国中部ノーザンプトン郊外に初代のロバート・タスティングが皮をなめすタンナーとしてビジネスを開始しました。
以来ノーザンプトン周辺に多く存在する英国屈指のシューメーカーに最上級のレザーを供給することで高い評価を獲得し、現当主ウィリアムは英国皮革業協会(レザーギルド)の常任理事を務めています。
1990年より皮革製品のOEM供給も新たに開始し、同時に自社ブランドの展開を開始しました。


ファクトリー外観

同社のレザーコレクションはチャールズ皇太子のフィッシングバッグやハンティング用のガンスリップ(ケース)として有名ですが、近年はケンブリッジ侯爵夫人(キャサリン妃)が独身時代から愛用していることもよく知られています。
現在はビジネスラインからトラベルラインまで幅広くラインナップされていますが、使用されるレザーともの作りへのこだわりは絶えず一貫しています。

このTUSTINGが、英国を代表する服地ブランドHARRISONSの150周年を祝い製作したコラボのレザーコレクションがもうすぐ登場します!
詳細はまた後日お知らせいたします。

MEMORIAL STUFF

7/12/2013


写真の型紙はあるブランドにオーダーした私のビスポークシャツのもの(前身頃・袖・襟)なのですが、自分にとって大切な思い出とストーリーがあります。
そのブランドは、1885年創業の英国を代表するシャツメーカー TURNBULL & ASSER(ターンブル&アッサー)です。

私が一時期家業を離れていた頃にお世話になっていた会社で、担当していたブランドの一つがTURNBULLでした。それまではずっとスーツ、服地畑だったのでシャツの知識は殆どなく、ホールセール(卸売)で扱うなかで色々勉強させていただきましたが、特に大きかったのが同社のヘッドカッターであるデヴィッド・ゲイルとの出会いでした。

ジャーミン・ストリート本店のビスポークサロンで
デヴィッドと私

年に数回、ビスポークシャツのトランクショー(受注・仮縫い)で来日していたデヴィッドのアテンドをするのも私の役目だった為、実際のお客様との接客トーク、英国的な着こなしや技術的なアドバイスなどを本人の口から直接聞くことができました。
チャールズ皇太子御用達、そして歴代のジェームス・ボンドも着用した(デヴィッドが担当していたそうです)ビスポークシャツで知られる名店のヘッドカッターと聞き初めて会った時はかなり緊張したのですが、実際はすごく気さくなジェントルマン。でも、ものづくりでは一切妥協をしないたたき上げの職人でもありました。この頃デヴィッドに作ってもらったビスポークシャツは素晴らしい出来映えで、今でもここぞという時に着ています。

在職中に私が本店を訪れた時、「記念に自分のシャツの型紙が欲しい」という私のリクエストにデヴィッドが快く応じてくれたのがこちらでした。いつか相応しい場所ができたら、本店のサロンのように額装して(こちらは偉人・有名人ばかりですが 笑)飾りたいと思っています。

トランクショーの長い一日の終わり、二人でビールを飲みながら色々と話したのが懐かしく楽しい思い出。残念ながらデヴィッドはもう引退が近い年齢なので、その前にシャツを何枚か作ってもらいたいと思っています。


ASTON MARTIN DB5

7/08/2013


早いものでHARRISONS150周年記念イベント“BRITISH PREMIUM BRANDS NIGHT”の開催から2カ月以上が経過しましたが、今回のイベントの華の一つだったASTON MARTIN3台の特別展示に関する記事が現在発売中の複数の自動車雑誌に掲載されています。

それぞれの記事の中で特に大きく紹介されているのが、DB9とVANQUISHという現代ASTONを象徴する2台を従えるように真中に鎮座していた往年の名車 DB5。
数々の007シリーズ映画に登場した「ボンドカー」の代名詞ともいえる車ですが、こちらの車体は英国本社のワークス部門が2年越しで(しかも初めて)フルレストアした貴重なもの。
本年100周年を迎えるASTON MARTIONを記念する作品として、昨年の“GOODWOOD REVIVAL(英国で開催される世界的に有名なクラシックカーイベント)”に出展されたという経歴も持っています。

通常は間近で見ることのできない博物館級の名車を、シャンパンを片手に「綱町三井倶楽部の庭園」という最高にプレミアムなロケーションの中でご覧いただけたのは、間違いなくこの夜のハイライトの一つでした。
ご協力いただいたDB5のオーナー様、そしてASTON MARTIN社様には心より感謝申し上げます。


CAR MAGAZINE 422号

OCTANE 2号


MAINETTI SARTORIALE HANGER

7/01/2013


この度弊社では、世界最大のハンガー製造グループであるイタリアのMAINETTI(マイネッティ)社が誇る高級ハンガー SARTORIALE(サルトリアーレ)シリーズの取扱いを開始いたします。




1961年の創業後、研究を重ねて開発したAQUILOTTO(アキロット)という型崩れを防ぐ画期的なプラスチック製ハンガーにより名声を得た同社。
そして約10年前、「木のような風合いのハンガーを作れないか?」というイタリアのサルトからのリクエストに応え、長い歳月をかけ完成されたのがこのサルトリアーレハンガーでした。
創業から重きがおかれている研究開発と技術革新により、人体工学に基づいた機能美溢れるフォルムと、木のような優しい風合いを発泡樹脂で表現することに成功。
サルトリアーレハンガーは型崩れを防ぎスーツを美しく保つ高い機能性だけでなく、普及により今まで高級ハンガーに使用されてきた木の伐採を減らすことができる点でも評価を得ています。
多くの高級ブランドもこぞってこのハンガーを採用している事実は、このハンガーのパフォーマンスと信頼性の高さを表しています。

私も愛用していますが機能性・見た目共に満足度が非常に高く、自信を持ってお勧めできる逸品です。
卸売、小売(ネット販売)がもうすぐスタートいたします!
#お取引先様へ メーカー側との取り決めにより、当座は新規お取り扱い先様のみへのご販売となります。ご了承のほど宜しくお願いいたします。