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SAVILE ROW

11/28/2018

前回の出張の模様もこれで最後となります。
この9月の出張は、その前(7月)同様に弊社セールススタッフの研修も兼ねていた為、再びお邪魔する先が多くありました。超必須のサヴィル・ロウでは、11番地の名門テーラーHUNTSMAN(ハンツマン)を再度見学させていただきました!



1849年創業。高級テーラーがひしめくサヴィル・ロウでも「最も高価」と呼ばれる至高のビスポークスーツを作ってきたこちらの老舗ですが、近年はオーナーが何度か変わったり、厳しい時期を乗り越えてきました。
そしてヒット映画”KINGSMAN(キングスマン)"の舞台になったこともあり状況は激変!
ロンドン本店、NYの支店ともに若い新規顧客が倍増し、一躍「サヴィル・ロウで最も元気なテーラー」と言われるまでになったのです♪映画のシーンに登場するフィッテングルームを再現したり、カッティングルームもこのようにスタイリッシュになったり、どんどん「見せ方が上手く」なってきている気がします。



さりげなく掛けられたスーパースターの型紙が物語るように、こちらのビスポークスーツは世界中のセレブリティーに愛されてきました...


さて、今回はLBD-HARRISONSロンドンオフィスの若きセールススタッフ パトリック氏にアテンドしてもらっていたのですが、HUNTSMANのお隣である10番地のDEDGE & SKINNER(ディッヂ&スキナー)を通った際に「そういえばここは一度もお邪魔したことないなあ...」と言うと「じゃあ行こう!」と✨
サヴィル・ロウの全ての顧客を担当する名門マーチャントのスタッフと一緒だと本当に頼もしいものです。

1865年創業のこちらは日本での知名度はそれほど高くありませんが、ここサヴィル・ロウではやはり名門テーラーとしてリスペクトされる存在なのです。それは他でもない「エリザベス女王の御用達証」を持ち、近年の若き王族達が結婚式などの行事で着用した軍礼服などはみなDEDGE&SKINNER製であったことも理由の一つかも知れません...(上の写真にご注目を)



笑顔で迎えてくれたこちらのイケメンスタッフは、実は同店のシャツメーカー。さすがの着こなしです♪
パトリック氏曰く、「実はDEDGE & SKINNERはサヴィル・ロウで唯一、ビスポークシャツも自社生産しているんだ」と。今まで知りませんでした💦💦



裏のスーツ工房も見せていただきました✨
私実は、10年以上前にこちらの前当主であるマイケル・スキナー氏と日本のとある場所でお会いし、1時間ほど話込んだことがありました。大変明るくユーモアのある方で、私が当時乗っていた英国の旧車(MG-B MK-Ⅰ)の話になると、「私はMG-Cに乗って乗っていたんだ!それでね...」と楽しい逸話をお聞きしたのがいい思い出です。「そうか、うちに来たことないなら今度寄りなさい!」と言っていただいたのに、すっかり機会を逃してしまいましたがようやくお邪魔することができました。
マイケル氏は今もお元気で、悠々自適のセミリタイア生活を奥様と楽しまれているとの事。嬉しい限りです♪