展示コーナーへのエントランス |
本年350周年(!)という大きな節目を迎えた、イタリアの名門ミル VITALE BARBERIS CANONICO(以下、カノニコ)。
先週ミラノで行われた記念イベント“THE FABRIC”に光栄にもご招待いただお邪魔してきましたので、その模様を2回に分けてご紹介させていただきたいと思います。
会場はミラノ中心部にあるPALAZZO DELLA PERMANENTEという歴史ある美術館。
中に入るとすぐに展示コーナーへのエントランスが。。。
展示コーナー |
展示コーナーは幾つもの小部屋に分かれており、各部屋ではテーマに合わせセレクトされた生地とそれに合わせて撮影された美しい写真、そして生地をイメージして調合された香水が展示されていました。
それぞれの部屋では美しい女性スタッフが生地と香りの由来を丁寧に説明してくれます。
MOTO GUZZI |
ある部屋には1台の美しいビンテージバイク(戦前のMOTO GUZZI)が展示されていました。
聞くまでもなくこのバイクが誰の物か判ったのですが、こちらは同社14代目にしてクリエイティブディレクターのフランチェスコ氏の愛車。
以前食事をしていた時に、彼にこのバイクのことを聞かされていました。
MR. BRUNO LANDI |
この部屋にかけられていた写真がこちら。
そして、写っているこちらのダンディーなモデルが誰かを聞いてビックリしました!
それは昨年ERMENEGILDO ZEGNAから移籍し話題となったイタリア服地界の重鎮、現カノニコ社のセールスマネージャー ブルーノ・ランディ氏。
カノニコらしいユーモアのあるアイディアですが、初めの部屋の絵で幼子を抱く男性も実はフランチェスコ氏だったそうです。。。
こちらの部屋の写真には、ピクニックでブランケット代わりにひかれたネイビーのかわいらしいチェック生地が。そして、部屋に敷き詰められた芝生は、なんと人工のものではなく天然の芝生でした!こういったディテールへのこだわりにもブランドの哲学が表れますね。
食器などが入ったピクニックハンパーも置かれていました。
VINTAGE ALFA ROMEO |
そして、その横にはなんと写真の中に出てくる美しいヴィンテージカーの実物が!
やはりイタリアの男性はクルマが大好きなようで、皆この美しいアルファロメオを取り囲んでいました。
このような小部屋は約10に及び、一夜だけの展示とは思えないスケールとクオリティーに私は驚きを隠せませんでした。
この展示で使われた資料は来年“THE FABRIC”という記念本にまとめられ出版されるそうで、今回はそのお披露目の意味もあったようです。
この展示コーナーを抜けると、2つのバーコーナーとバンド用のステージを備えた広い歓談スペースが現れます。
続きはまた次回ご紹介させていただきます。