今日は久しぶりに弊社取り扱い商品のお話しを。
先月弊社取り扱いタイブランド"ALBENI1905"の社長が5年振りに来日し、1週間近くアテンドしているなかでたくさんの「学び/再認識」がありました。
芯地メーカーからスタートしてるだけあって「ウール100%芯地(毛芯)」へのこだわりは知っていましたが、「有名ブランドでも合繊(混)の芯地を使ってる方が多い(黄色い毛芯と違って白いからすぐ判る)」。
↑「左:ALBENIタイで使っている毛芯 右:低価格タイ向け卸でのみ扱っている合繊混芯地」
「毛芯は反発・復元力があって握ってもすぐ戻る。だから絞めて綺麗だし長く使える。合繊はくしゃくしゃなまま」
↑「ALBENIタイで使っている毛芯を10秒間強く握った後」
↑「ALBENIが低価格タイ向け卸でのみ扱っている合繊混芯地を同条件で」
「日本人に人気のナポリのあのブランドだってそうだよ」
↑恐らく「日本で最も有名なタイ専業伊ブランド」のタイの芯地。どう見ても、、、(握ったら戻りませんでした)
「うちが毛芯を卸しているLV社やBL社はいいのを使っている」「「大剣裏のかんぬき(包み縫い最下部の留め縫い)の位置を見てご覧。うちのはかなり上だけど、殆どのタイは下で使う生地を節約している」等、、、
↑「ALBENIタイのかんぬき位置(開いている一番上」
勿論ネクタイは「芯地が全て」ではありませんし、モノのどこに重きを置くかは人それぞれ。ただ、家でもタイでも「土台・骨組み」はやっぱり重要ですよね!? 今回(私は自分の目で見るまで信用できないので)実際に某ブランドのタイを取り寄せマルコ社長の話が正しかったことが判り、お邪魔した某有名百貨店のバイヤーさんに「この価格で、よくここまでやってますね!」と言われた意味を知り嬉しくなってしまいました、、、