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BTBA FESTIVAL DINNER Ⅱ

3/01/2014


(先々週ロンドンで行われたBTBA FESTIVAL DINNERの模様の続きです)
MCの呼びかけで、参加者は大ホールへと移動します。
日本でMCというと「司会」のニュアンスが強いと思いますが、この夜のMCはストライプのタスキをかけ、呼びかけの前には鐘を鳴らし時代がかった口上を大声で言う「儀典の進行役」のような役目で見ていて大変興味深かったです。




ホスト一行の入場がMCから告げられると全員起立し、着席するまでゆっくりとした手拍子で迎えます。これも伝統的なスタイルなようです。




まずはこの夜のメインホスト、英国を代表する服地ブランドHARRISONSの元オーナーであり英国服地業界の重鎮 Cameron Buchanan氏の挨拶から始まります。
Cameron氏は昨年までHARRISONSのヨーロッパ(英国を除く)市場のエージェントをされていましたが引退し、今はスコットランド議会の議員の職務に専念されています。
さすが!の堂々としたスピーチでした。


 

ホスト達の挨拶とゲストスピーカー(英国では有名な芸能人だったようです)の話が終わり乾杯をすると、いよいよディナーが始まります。
前菜から大変美味しく「ちゃんと手間のかけられた英国料理は旨い」ことを実感します。




素晴らしい食事とワインを愉しみながら、各テーブルでトークが盛り上がります。
LBD-HARRISONS共同社長のJames Dunsford氏(写真右)の隣の人物は、ハリウッドスターなど世界中のセレブリティーを多く顧客に持つロンドンの新進気鋭テーラー Chris Kerr氏。
以前には日本のファッション誌(MEN`S EX)でも大きく取り上げられたこともありました。
その着こなしはさすがですが、大変物腰が柔らかく話しやすい方でした。




この後チャリティーのRaffle(くじ引き)があったりと大変盛り上がり、ロンドンのスペシャルな夜は更けて行きました。
ディナーの後はまた小ホールに移動し食後酒を楽しむ参加者も多かったのですが、私はまだ時差ボケがひどかったのでこの辺りで失礼いたしました。
このディナーは毎年行われており、いつもは私の出張と開催日がずれていて参加できなかったのですが、今回は開催が1週間ずれた為ようやく参加が叶いました。

英国のビスポーク業界人の着こなしや、社交の場の様子など大変いい勉強になりました。
招待してくれたLBD-HARRISONSには大感謝です!