先日の欧州出張の話題の続きです。
ミラノの実質1日の短い滞在を終えロンドンに夕方到着すると、すぐにホテルでディナースーツに着替えとあるパーティーの会場に向かいました。
こちらは（金融の中心地である）シティーにあるMerchant Taylors' Hallという建物で、ロンドンが誇る歴史的なギルドホールの一つ。
このホールが建てられたのはなんと14世紀(!)というから驚きです。
この夜開催されたのは“BTBA FESTIVAL DINNER”というパーティーで、全英の主要テーラー、服地卸商が慈善目的でおこなう年に一度のビッグイベントです。
英国最大のファミリーマーチャント LBD-HARRISONSからのご招待で、私は今回初めての参加となりました。
男性は皆ディナースーツ（タキシード）着用、女性はドレスで着飾り大変華やかな雰囲気です。
クロークにコートを預けると、皆列を作りホールに入る順番を待っています。。。
ホールの入口にはMC（Master of Ceremony=元々の意味は儀典進行係）が立っていて、一名ずつ大声でゲストの名前を呼びあげます。
そしてゲストはホストの面々に迎えられ、挨拶をしてから中に入るという非常に伝統的なスタイルでした。
なんとこの日のメインホスト（写真中央：タータンチェックのパンツの人物）はHARRISONSの元オーナーにして現在スコットランド国会の議員であるCameron Buchanan氏、そしてサブホスト（写真左から2人目）はサヴィル・ロウ最古の名門テーラー HENRY POOLEの副会長 Philip Parker氏と私もよく知るお二人で、大変嬉しかっただけでなく英国でこのような格式のあるディナーへ参加するのが初めてだった私にとってはかなり気が楽になりました。
ちなみにCameron氏のお父上は40年前に私の父の披露宴に出席していただいたそうで、こちらのファミリーとはすごく長いお付き合いになります。
まず小ホールに入りウェルカムドリンクを片手に歓談を愉しみます。
これまでにサヴィル・ロウのテーラーを訪問してきた中でお知り合いも多く、また皆気さくに知り合いを紹介しあうのでトークが盛り上がります。
こちらはHENRY POOLEの現共同社長、Alex Cooke氏。
昨年4月のレセプション（HARRISONS 150周年記念レセプション@綱町三井倶楽部 詳しくはこちらから）以来の再会でした。
さあ、MCが大声でディナーの準備が整った旨を告げています！
この続きは次回お伝えいたします。
